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日経平均は続落、イベント控え模様眺め 中国関連銘柄は軟調 

2021年09月22日(水)15時36分

 9月22日、東京株式市場で日経平均は続落した。米FOMCの結果発表や東京市場での休場を控え、模様眺めが強まった。都内で21日撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 22日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は続落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表や東京市場での休場を控え、模様眺めが強まった。

中国不動産開発大手、中国恒大集団の資金繰りを巡る警戒感も相場の重しとなり、関連する銘柄は総じて軟調な展開となった。

日経平均はオーバーナイトの米国株式市場が引けにかけて値を削った流れを引き継ぎ、朝方からマイナス圏でのもみあいが続いた。中国恒大の不動産部門が23日の利払いを実施すると伝わったことで急速に持ち直し一時プラスに浮上したが、一巡後は再び押し戻された。

セクター別では、中国関連とされる機械株や景気敏感株がさえない動きとなったほか、ドル/円がやや円高傾向となっていることが嫌気され輸出関連株の重しになった。

中国恒大を巡って市場は一喜一憂する展開となっているが、アジア株が底堅いため警戒感は薄まってきているという。「日経平均は上値を試していたタイミングで恒大ショックが到来してしまったが、押し目買いを狙った動きもあり下値は堅い」(アイザワ証券の市場情報部長、坂瀬勝義氏)との声が聞かれた。

TOPIXは1.02%安の2043.55ポイントと安値引けとなった。東証1部の売買代金は2兆8901億0300万円。東証33業種では、下落率上位は卸売業、食料品、機械、化学工業などで、上昇したのは海運業、不動産業、鉱業の3業種にとどまった。

個別では、ダイキン工業、ファナック、信越化学工業が2%超安となり軟調。ファーストリテイリング、ソフトバンクグループは持ち直しプラス圏となった。

東証1部の騰落数は、値上がり287銘柄に対し、値下がりが1847銘柄、変わらずが53銘柄だった。

終値 前日比 寄り付き    安値/高値  

日経平均 29639.40 -200.31 29744.73 29,573.88─29,868.10

TOPIX 2043.55 -21.00 2057.78 2,043.55─2,061.00

東証出来高(万株) 120359.00 東証売買代金(億円) 28901.03

ロイター
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