ニュース速報

ビジネス

IMM通貨先物、ドル売り越し額が7週間ぶり低水準

2021年02月07日(日)12時29分

米商品先物取引委員会が発表したIMM通貨先物の非商業部門の取組に基づくロイターの算出によると、ドルの主要6通貨に対する売り越し額は7週間ぶり低水準となった。2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 米商品先物取引委員会(CFTC)が発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組(2月2日までの週)に基づくロイターの算出によると、ドルの主要6通貨(円、ユーロ、ポンド、スイスフラン、カナダドル、豪ドル)に対する売り越し額は299億5000万ドルと、前週の338億1000万ドルから減少し、7週間ぶりの低水準となった。

対象通貨にニュージーランドドル、メキシコペソ、ブラジルレアル、ロシアルーブルを含めたドルの売り越し額は305億7000万ドル。前週は346億9000万ドルだった。

ドルは過去数カ月にわたってリスク選好が高まる中、強い売り圧力を受けてきたが、最近はこうしたトレンドに後退の兆しが見られている。

ウエスタン・ユニオン・ビジネスソリューションズのシニア市場アナリスト、ジョー・マニンボ氏は「米経済見通しが大幅に改善する中、ドルは最近上向いている」と語った。

米国債利回りの上昇や米追加経済対策への期待から、ドルは年初に付けた数年ぶり安値から反発している。

ドル指数は週間で約0.5%上昇した。

CFTCが発表したIMM通貨先物の非商業(投機)部門の取組は以下の通り。

円 2月2日終了週 前週 コード

ロング 69,602 63,463

ショート 24,973 18,471

ネット 44,629 44,992

ユーロ 2月2日終了週 前週 コード

ロング 216,887 238,099

ショート 79,884 72,755

ネット 137,003 165,344

ポンド 2月2日終了週 前週 コード

ロング 53,658 47,360

ショート 44,042 39,395

ネット 9,616 7,965

スイスフラン 2月2日終了週 前週 コード

ロング 22,159 17,638

ショート 7,518 7,546

ネット 14,641 10,092

カナダドル 2月2日終了週 前週 コード

ロング 46,645 53,680

ショート 30,549 39,910

ネット 16,096 13,770

豪ドル 2月2日終了週 前週 コード

ロング 55,768 56,372

ショート 57,235 55,601

ネット -1,467 771

メキシコペソ 2月2日終了週 前週 コード

ロング 53,406 58,301

ショート 50,538 59,251

ネット 2,868 -950

ニュージーランドドル 2月2日終了週 前週 コード

ロング 30,501 28,177

ショート 18,854 13,419

ネット 11,647 14,758

*詳細は以下をご覧ください。

http://www.cftc.gov/dea/futures/deacmesf.htm

(※原文記事など関連情報は画面右側にある「関連コンテンツ」メニューからご覧ください)

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米コノコがマラソン・オイル買収へ協議、評価額150

ビジネス

日経平均は続落、国内金利の上昇が重し 保険株は底堅

ビジネス

三菱電、25年度のパワー半導体売上高目標を2600

ビジネス

韓国サムスン電子労組、来週初のスト実施を警告 賃上
MAGAZINE
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
特集:イラン大統領墜落死の衝撃
2024年6月 4日号(5/28発売)

強硬派・ライシ大統領の突然の死はイスラム神権政治と中東の戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲームチェンジャーに?

  • 2

    メキシコに巨大な「緑の渦」が出現、その正体は?

  • 3

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 4

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 5

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 6

    プーチンの天然ガス戦略が裏目で売り先が枯渇! 欧…

  • 7

    汎用AIが特化型モデルを不要に=サム・アルトマン氏…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃…

  • 10

    「天国に一番近い島」で起きた暴動、フランスがニュ…

  • 1

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発」で吹き飛ばされる...ウクライナが動画を公開

  • 2

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像をウクライナが公開...シャベルで応戦するも避けきれず

  • 3

    「なぜ彼と結婚したか分かるでしょ?」...メーガン妃がのろけた「結婚の決め手」とは

  • 4

    ウクライナ悲願のF16がロシアの最新鋭機Su57と対決す…

  • 5

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲー…

  • 6

    黒海沿岸、ロシアの大規模製油所から「火柱と黒煙」.…

  • 7

    戦うウクライナという盾がなくなれば第三次大戦は目…

  • 8

    能登群発地震、発生トリガーは大雪? 米MITが解析結…

  • 9

    「天国にいちばん近い島」の暗黒史──なぜニューカレ…

  • 10

    少子化が深刻化しているのは、もしかしてこれも理由?

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などできない理由

  • 4

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 5

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 6

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 7

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 8

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    どの顔が好き? 「パートナーに求める性格」が分かる…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中