ニュース速報

ビジネス

午前の日経平均は反落、バイデン氏就任式控え様子見も

2021年01月20日(水)11時58分

 1月20日 午前の東京株式市場で日経平均は反落した。前営業日比129円08銭安の2万8504円38銭で午前の取引を終了した。写真は2020年10月、東京株式市場で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 20日 ロイター] - 20日午前の東京株式市場で、日経平均は反落した。前営業日比129円08銭安の2万8504円38銭で午前の取引を終了した。前日の米株高を好感し、朝方は上昇してスタートしたが、その後は利益確定売りが先行しマイナス圏でもみあう展開となった。バイデン氏の米大統領就任式を控え、様子見姿勢が強まっているとの見方も出ている。

TOPIXは0.51%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆2359億円と薄商い。東証33業種中、鉱業、繊維業、石油・石炭製品など8業種が値上がり。半面、海運業、空運業、証券業、銀行業など25業種は値下がり。

昨日、日経平均は390円ほど上昇しており、利益確定売りが出やすい状況にある。市場では「イエレン氏の財政拡大に前向きな発言を先取りして日本株は上昇していただけに、きょうは材料出尽くし感から様子見ムードが広がっている。短期的なポジション調整主体の方向感のない展開」(三井住友DSアセットマネジメント・チーフマーケットストラテジスト、市川雅浩氏)との声が聞かれた。

また、バイデン氏の米大統領就任式を控え、「無事にイベントを通過できるかどうか見極めたいとの思惑もありそうだ」(市川氏)という。

個別では、住友化学<4005.T>が急伸し、東証1部の値上がり率第3位に入った。ジェフリーズが投資判断を「ホールド」から「バイ」、目標株価を340円から510円に引き上げたことが材料視された。

東証1部の騰落数は、値上がり933銘柄に対し、値下がりが1129銘柄、変わらずが123銘柄だった。

ロイター
Copyright (C) 2021 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

米カリフォルニア大関係者がトランプ政権提訴、資金凍

ビジネス

アングル:外国投資家が中国株へ本格再参入うかがう、

ビジネス

ティッセンクルップ鉄鋼部門、印ナビーン・ジンダルか

ビジネス

米テスラ、19年の死亡事故で和解 運転支援作動中に
MAGAZINE
特集:世界が尊敬する日本の小説36
特集:世界が尊敬する日本の小説36
2025年9月16日/2025年9月23日号(9/ 9発売)

優れた翻訳を味方に人気と評価が急上昇中。21世紀に起きた世界文学の大変化とは

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェイン・ジョンソンの、あまりの「激やせぶり」にネット騒然
  • 2
    「日本を見習え!」米セブンイレブンが刷新を発表、日本では定番商品「天国のようなアレ」を販売へ
  • 3
    中国は「アメリカなしでも繁栄できる」と豪語するが...最新経済統計が示す、中国の「虚勢」の実態
  • 4
    ケージを掃除中の飼い主にジャーマンシェパードがま…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 7
    腹斜筋が「発火する」自重トレーニングとは?...硬く…
  • 8
    「なにこれ...」数カ月ぶりに帰宅した女性、本棚に出…
  • 9
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 10
    「この歩き方はおかしい?」幼い娘の様子に違和感...…
  • 1
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影...目覚めた時の「信じがたい光景」に驚きの声
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれば当然」の理由...再開発ブーム終焉で起きること
  • 4
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 5
    【クイズ】次のうち、飲むと「蚊に刺されやすくなる…
  • 6
    科学が解き明かす「長寿の謎」...100歳まで生きる人…
  • 7
    「二度見した」「小石のよう...」マッチョ俳優ドウェ…
  • 8
    【クイズ】世界で1番「島の数」が多い国はどこ?
  • 9
    埼玉県川口市で取材した『おどろきの「クルド人問題…
  • 10
    観光客によるヒグマへの餌付けで凶暴化...74歳女性が…
  • 1
    「4針ですかね、縫いました」日本の若者を食い物にする「豪ワーホリのリアル」...アジア出身者を意図的にターゲットに
  • 2
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?
  • 3
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 4
    信じられない...「洗濯物を干しておいて」夫に頼んだ…
  • 5
    「最悪」「悪夢だ」 飛行機内で眠っていた女性が撮影…
  • 6
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 7
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 8
    「中野サンプラザ再開発」の計画断念、「考えてみれ…
  • 9
    「我々は嘘をつかれている...」UFOらしき物体にミサ…
  • 10
    プール後の20代女性の素肌に「無数の発疹」...ネット…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中