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米株はハイテク主導で下落、金利上昇・業績巡る懸念で
10月15日、米国株式市場は振れの激しい展開となる中、下落して取引を終えた。写真はニューヨーク証券取引所で12日に撮影(2018年 ロイター/Brendan McDermid)
[ニューヨーク 15日 ロイター] - 米国株式市場は振れの激しい展開となる中、下落して取引を終えた。金利上昇や企業業績を巡る懸念がくすぶる中、ハイテク株が売られ下げを主導した。
S&P情報技術指数<.SPLRCT>が1.6%下落し、S&P500の重しとなった。一方、不動産<.SPLRCR>や主要消費財<.SPLRCS>、公益事業<.SPLRCU>などディフェンシブセクターはプラス圏で引けた。
第3・四半期決算の発表が今週から本格化するのを前に、主要株価指数は前週、関税や借り入れコスト上昇による企業業績への影響を巡る懸念から大きく値下がりした。
リフィニティブのI/B/E/Sデータによると、S&P500企業の第3・四半期決算は前年同期比21.6%の増益となる見通しで、過去2四半期と比べて伸びが鈍化する見込みだ。
また、米財務省が15日発表した2018会計年度(9月までの1年間)の財政収支は、赤字額が12年度以来の高水準を記録。減税による税収減などが国債増発を招き、利払い費が増加した。
サントラスト・アドバイザリー・サービシズの首席市場ストラテジスト、キース・ラーナー氏は「市場は様子見モードだ」とし、「状況が落ち着くかどうか、決算や米連邦準備理事会(FRB)、中国の経済統計を見極めようとしている」と話した。
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ニューヨーク証券取引所では値上がり銘柄数が値下がり銘柄数を1.39対1の比率で上回った。ナスダックでも1.15対1で値上がり銘柄数が多かった。
米取引所の合算出来高は69億1000万株。直近20営業日の平均は78億2000万株。
終値 前日比 % 始値 高値 安値 コード
ダウ工業株30種 25250.55 -89.44 -0.35 25332.4 25482. 25243. <.DJI>
6 42 88
前営業日終値 25339.99
ナスダック総合 7430.74 -66.15 -0.88 7473.33 7500.9 7400.0 <.IXIC>
3 7
前営業日終値 7496.89
S&P総合500種 2750.79 -16.34 -0.59 2763.83 2775.9 2749.0 <.SPX>
9 3
前営業日終値 2767.13
ダウ輸送株20種 10553.97 +64.68 +0.62 <.DJT>
ダウ公共株15種 726.35 +2.74 +0.38 <.DJU>
フィラデルフィア半導体 1241.82 -11.76 -0.94 <.SOX>
VIX指数 21.15 -0.16 -0.75 <.VIX>
S&P一般消費財 861.52 -4.06 -0.47 <.SPLRCD>
S&P素材 335.84 -1.62 -0.48 <.SPLRCM>
S&P工業 622.84 +1.34 +0.22 <.SPLRCI>
S&P主要消費財 542.48 +3.25 +0.60 <.SPLRCS>
S&P金融 436.93 -2.23 -0.51 <.SPSY>
S&P不動産 191.62 +0.98 +0.51 <.SPLRCRE
C>
S&Pエネルギー 536.08 -4.43 -0.82 <.SPNY>
S&Pヘルスケア 1045.93 -8.13 -0.77 <.SPXHC>
S&P通信サービス 151.46 -0.65 -0.43 <.SPLRCL>
S&P情報技術 1222.77 -20.35 -1.64 <.SPLRCT>
S&P公益事業 269.75 +0.95 +0.35 <.SPLRCU>
NYSE出来高 8.52億株 <.AD.N>
シカゴ日経先物12月限 ドル建て 22300 + 110 大阪比 <0#NK:>
シカゴ日経先物12月限 円建て 22265 + 75 大阪比 <0#NIY:>
*内容を追加して再送します。