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8月景気動向一致指数が4カ月ぶり改善、自動車や惣菜など好調=内閣府

2018年10月05日(金)16時31分

 10月5日、内閣府が公表した8月の景気動向指数は、一致指数が117.5(2010年=100)と前月比で1.4ポイント上昇し、4カ月ぶりに改善した。自動車の出荷が伸びたほか猛暑によりコンビニで飲料や惣菜の販売が伸びたことが寄与した。写真は都内で2016年1月撮影(2018年 ロイター/Yuya Shino)

[東京 5日 ロイター] - 内閣府が5日公表した8月の景気動向指数は、一致指数が117.5(2010年=100)と前月比で1.4ポイント上昇し、4カ月ぶりに改善した。自動車の出荷が伸びたほか猛暑によりコンビニで飲料や惣菜の販売が伸びたことが寄与した。

一致指数は、指数を構成する7つの経済指標のうち5つが前月比で改善した。自動車など耐久消費財の出荷が増えた。コンビニなど商業販売額も増加し、「猛暑のため料理をせずに惣菜を買う客が多かったことや、野菜価格が上昇したことも売り上げ増加に寄与した」(内閣府)。

一致指数から内閣府が機械的に判断する景気の基調判断は、「改善を示している」との表現を23カ月連続で据え置いた。景気回復期間の長さとしては過去最高を更新した。

先行指数は104.4と前月比で0.5ポイント上昇、3カ月ぶりの改善となった。指数を構成する9つの経済指標のうち3つが前月比で改善。自動車の完成車や部品、電子部品などの在庫減少が大きく寄与した。

(竹本能文※)

ロイター
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