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ドイツの銀行、低金利下で顧客への課金普及へ=独連銀理事

4月3日、ドイツ連邦銀行のドンブレット理事は、独ウェルト紙のインタビューで、過去最低水準の金利環境が続く中、国内銀行による顧客への課金が普及していく可能性が高いとの見解を示した。写真はフランクフルトの金融街。2014年10月撮影(2017年 ロイター/Ralph Orlowski)
[フランクフルト 3日 ロイター] - ドイツ連邦銀行のドンブレット理事は、3日付独ウェルト紙のインタビューで、過去最低水準の金利環境が続く中、国内銀行による顧客への課金が普及していく可能性が高いとの見解を示した。
「銀行手数料無料の文化が終わろうとしている」と述べ、銀行は既に商品やサービスに手数料を課しており、こうしたトレンドが加速すると予想した。
ただ、商品に魅力がなければ銀行や貯蓄銀行は課金を実行できないとも述べた。
低金利環境下で銀行は融資による利益を上げにくくなっており、これまでは無料あるいは低価格で行っていたサービスへの課金を始めている。
欧州中央銀行(ECB)が特にドイツからなどの圧力を受けて、超低金利政策を終了すれば、銀行手数料は低下するかとの質問には、「競争の問題だろう」とだけ答えた。