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ユニチャーム、16年12月期業績予想を下方修正 為替円高で

2016年08月05日(金)12時52分

[東京 5日 ロイター] - ユニ・チャーム<8113.T>は5日、2016年12月期の連結営業利益を870億円から830億円(前年比3.8%増)に下方修正すると発表した。想定為替レートを円高方向に見直した。トムソン・ロイターのスターマイン調査がまとめたアナリスト11人の営業利益予測の平均値は829億円となっている。

連結売上高も7770億円から7200億円(同2.5%減)へと引き下げた。

為替レートは、1ドル118.50円を105.90円(下期は100円)に見直すなど、全通貨の換算レートを円高方向に見直した。為替影響を除くと、売上高は約8000億円(前年比8%増)、営業利益は約900億円(同13%増)になるという。

業績予想は下方修正したものの、年間16円の配当計画は据え置いた。これにより、21期連続の増配になる。

中国でのベビー用紙おむつ市場では、日本製と中国製のプレミアム商品が伸びているという。高原豪久社長は「ベビー用紙おむつは、小売りから急速にオンラインチャネルに移っている。オンラインチャネルへの参入は他社より遅れたが、伸びしろがある」と述べた。

16年1―6月期の連結売上高は前年同期比2.3%減の3504億円、営業利益は同3.1%増の357億円だった。営業利益は9期連続の最高益更新となった。

為替影響は売上高で255億円、営業利益で25億円の下押し要因。為替影響を除くと約5%の増収、約7%の営業増益となる。

*内容を追加しました。

(清水律子)

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