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VWと米当局の交渉難航、排ガス不正車リコール計画で=関係筋

2016年01月06日(水)04時57分

 1月5日、独VWの排ガス不正問題で、米国におけるリコール計画をめぐる同社と米当局との協議が難航している。写真は同社のミュラーCEO。昨年11月撮影。(2016年 ロイター/Ina Fassbender)

[ベルリン/ワシントン 5日 ロイター] - 独フォルクスワーゲン(VW)の排ガス不正問題で、米国におけるリコール(回収・無償修理)計画をめぐる同社と米当局との協議が難航しているもようだ。関係筋が明らかにした。

今週はカリフォルニア州大気資源局(CARB)、来週には米環境保護局(EPA)と話し合いを重ねる予定で、依然として1月半ばの期限までの解決を目指しているという。

ただ関係筋によると、リコール計画は新たな部品の生産を伴うことが一因となり、従来の想定よりも困難な状況にある。

前日には、米司法省が規制逃れを理由に同社を民事提訴した。欧州では持ち直しの兆しが出てきていたところだっただけに、VWの今後は排ガス不正をめぐる米国の動向に左右されそうだ。VW株価はこの日、約4%安で取引を終了。一時は8%超急落し6週間ぶり安値をつけた。

マティアス・ミュラー最高経営責任者(CEO)はデトロイト自動車ショーにあわせ米国を訪問し、来週ワシントンでEPA当局者や議員と会合する見通し。不正が発覚した昨年9月以来では初の訪米となるという。

ロイター
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