ニュース速報

ビジネス

日産、航続距離280キロのリーフと若者向けEV公開へ 東京ショー

2015年10月05日(月)15時07分

 10月5日、日産自動車は10月下旬に開幕する東京モーターショーで、1回の充電での走行距離(航続距離)が現行から約2割向上した電気自動車(EV)「リーフ」を出品すると発表した。横浜市で5月撮影(2015年 ロイター/Toru Hanai)

[東京 5日 ロイター] - 日産自動車<7201.T>は5日、10月下旬に開幕する東京モーターショーで、1回の充電での走行距離(航続距離)が現行から約2割向上した電気自動車(EV)「リーフ」を出品すると発表した。また、2020年以降に運転免許を取得する若い世代に向けたコンセプトカー、軽自動車「デイズ」シリーズのEV「テアトロ for デイズ」を世界で初めて公開する。

新型リーフは12月に国内発売の予定。航続距離は現行の228キロから280キロに伸ばした。リーフは世界でもっとも売れているEVだが、ガソリン車に比べて航続距離が短いのがネックだった。衝突を回避したり、衝突による被害を軽減する自動ブレーキや車線の逸脱を警告する機能も標準装備する。

映画館や劇場を意味するイタリア語を車名にしたテアトロは、白い車内が特徴。インターネットを通じ、運手席前のパネルには計器類や地図、好きな映像やゲーム画面を映し出せるほか、シートなど内装にも好きなデザインを投影できる。

テアトロの対象とする顧客層は、幼少時からインターネットの環境が整い、情報や写真、動画などの体験を他人とシェアすることが当たり前の世代。若者の車離れが進んでいるといわれる中、インターネットと連携し、車本来の目的である移動以外でも楽しめる機能を盛り込み、「走るスマートフォン」をイメージしたという。

(白木真紀)

ロイター
Copyright (C) 2015 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

ゼレンスキー氏「米国の和平案推し進める用意」、 欧

ビジネス

米CB消費者信頼感、11月は88.7に低下 雇用や

ワールド

ウクライナ首都に無人機・ミサイル攻撃、7人死亡 エ

ビジネス

米ベスト・バイ、通期予想を上方修正 年末商戦堅調で
MAGAZINE
特集:ガザの叫びを聞け
特集:ガザの叫びを聞け
2025年12月 2日号(11/26発売)

「天井なき監獄」を生きるパレスチナ自治区ガザの若者たちが世界に向けて発信した10年の記録

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるようになる!筋トレよりもずっと効果的な「たった30秒の体操」〈注目記事〉
  • 2
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ成長株へ転生できたのか
  • 3
    老後資金は「ためる」より「使う」へ──50代からの後悔しない人生後半のマネープラン
  • 4
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 5
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判…
  • 6
    放置されていた、恐竜の「ゲロ」の化石...そこに眠っ…
  • 7
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 8
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 9
    使っていたら変更を! 「使用頻度の高いパスワード」…
  • 10
    トランプの脅威から祖国を守るため、「環境派」の顔…
  • 1
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸送機「C-130」謎の墜落を捉えた「衝撃映像」が拡散
  • 2
    「髪形がおかしい...」実写版『モアナ』予告編に批判殺到、そもそも「実写化が早すぎる」との声も
  • 3
    ポルノ依存症になるメカニズムが判明! 絶対やってはいけない「3つの行動」とは?【国際研究チーム】
  • 4
    膝が痛くても足腰が弱くても、一生ぐんぐん歩けるよ…
  • 5
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 6
    マムダニの次は「この男」?...イケメンすぎる「ケネ…
  • 7
    AIの浸透で「ブルーカラー」の賃金が上がり、「ホワ…
  • 8
    「まじかよ...」母親にヘアカットを頼んだ25歳女性、…
  • 9
    海外の空港でトイレに入った女性が見た、驚きの「ナ…
  • 10
    【銘柄】イオンの株価が2倍に。かつての優待株はなぜ…
  • 1
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?
  • 2
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」に...日本からは、もう1都市圏がトップ10入り
  • 3
    一瞬にして「巨大な橋が消えた」...中国・「完成直後」の橋が崩落する瞬間を捉えた「衝撃映像」に広がる疑念
  • 4
    「不気味すぎる...」カップルの写真に映り込んだ「謎…
  • 5
    【写真・動画】世界最大のクモの巣
  • 6
    高速で回転しながら「地上に落下」...トルコの軍用輸…
  • 7
    英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦…
  • 8
    「999段の階段」を落下...中国・自動車メーカーがPR…
  • 9
    【クイズ】クマ被害が相次ぐが...「熊害」の正しい読…
  • 10
    まるで老人...ロシア初の「AIヒト型ロボット」がお披…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中