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欧州市場サマリー(2日)

2019年05月03日(金)03時48分

[2日 ロイター] - <ロンドン株式市場> 3日続落して取引を終えた。鉱業と輸出株が売られ、全体水準を押し下げた。

英国の欧州連合(EU)離脱協議を巡る期待からポンドは序盤に値を上げた。その後、英中銀イングランド銀行(BOE)が金利の据え置きを全員一致で決めたほか、EU離脱に伴う金融政策見通しの不透明感を指摘。中銀の動向を受けてポンドは反落したものの、ブリティッシュ・アメリカン・タバコ(BAT)や酒造大手のディアジオなどドルで収益を上げる輸出銘柄は序盤の落ち込みから持ち直せなかった。

銅価格が2カ月超ぶりの安値を付け、FTSE350種鉱業株指数<.FTNMX1770>は1.86%安で7営業日続落した。個別銘柄では資源大手のリオ・ティントとグレンコア、BHPが約2%安となった。

一方、石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは1.7%上昇し、FTSE100種総合株価指数の最大の押し上げ要因となった。第1・四半期利益が市場予想を上回ったことが好感された。

医療機器のスミス・アンド・ネフュー(S&N)は3.0%高だった。年間の売り上げの伸び率が前回見通しの上限に迫るとの見方を示したことが買い材料だった。

中型株では銀行のメトロバンクが16.0%急落し、過去最安値を付けた。1月に会計ミスを認めた影響で第1・四半期利益や資本バッファー、主要法人顧客の預金が打撃を受けたとした。

<欧州株式市場> 下落して取引を終えた。米連邦準備理事会(FRB)が利下げに対する期待に水を差し、市場心理が悪化した。

FRBのパウエル議長は1日、金利政策を直近で変える意向はないことを示唆した。証券会社シティ・インデックスのアナリスト、ケン・オデルガ氏は「予想よりもタカ派的と捉えられた。市場は早ければ今年にも利下げがあることを織り込んでいた」とした。

ドイツのビジネスソフトウエア会社、SAPは1.3%下落した。SAPのソフトウェアを使用する最大5万社にとってハッキングされるリスクが高まっているとするセキュリティ専門家の検証結果が不安視された。

STOXX欧州600種資源株指数<.SXPP>は1.56%低下した。銅価格が2カ月超ぶりの安値をつけたことが売り材料だった。

一方、ドイツの製薬・化学大手バイエルは3.8%高だった。米環境保護局(EPA)がバイエルの除草剤の主要な原料である化学物質グリホサートに発がん性はないとしたことが買い材料となった。除草剤ががんを引き起こしたとする米陪審の判決と異なる見解だ。

ドイツの自動車大手フォルクスワーゲン(VW)は3.7%上昇した。訴訟費用に10億ユーロを引き当てたものの、第1・四半期の営業利益が市場予想に届いたことが好感された。

<ユーロ圏債券> 経済指標が好調だったことで成長見通しを巡る懸念が後退し、格付けの低い南欧諸国の国債利回りが低下した。中でもスペイン国債利回りは2016年終盤以来の低水準を付けた。

一方、米連邦準備理事会(FRB)が前日、利上げに消極的な姿勢を示したことを受け、格付けの高いドイツなどの国債利回りには上昇圧力がかかった。

ユーロ圏で発表された一連の経済指標では、4月のスペイン製造業購買担当者景気指数(PMI)が51.8と3月の50.9から上昇し、1月以来の高水準を付けた。ギリシャの製造業PMIは56.6と19年ぶりの高水準になったほか、イタリアでは49.1と予想以上に改善した。

こうした中、スペイン10年債利回りは0.967%と16年終盤以来の水準に低下。独10年債との利回り格差は95ベーシスポイント(bp)近辺と約7カ月ぶりの水準に縮小した。

イタリア10年債利回りは3bp低下の2.53%近辺と約2週間ぶりの低水準を付けたほか、ポルトガル10年債利回りは1.09%と過去最低水準を更新した。

みずほの金利戦略部門責任者、ピーター・チャットウェル氏は、「全般的に欧州の国債に対する潤沢な需要が見られている」とし、「スペインとイタリアで製造業PMIが予想を上回ったことで、両国の国債がアウトパフォームした」と述べた。

米FRBは前日までの2日間の日程で開いた連邦公開市場委員会(FOMC)でフェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を2.25─2.50%に据え置くことを決定。パウエル議長は記者会見で第1・四半期に成長が緩やかに上向いたとの認識を示したが、アナリストは議長が過去形を使ったと指摘。この発言は、FRBが必ずしも成長が継続すると見なしていないことを示すとの見方が出ている。

ラボバンクの金利ストラテジスト、マット・ケアンズ氏は「トランプ大統領の減税措置の恩恵が薄れ、成長は将来的に減速する可能性があるとの懸念がFRB内で出ている」と指摘。「文言は金融政策の加速、減速のどちらも示すものではない」と述べた。

独10年債利回りは0.5bp上昇の0.02%。仏10年債やオーストリア10年債など他のユーロ圏中核国の10年債利回りも同様の動きを示した。

ドイツの経済指標では、3月の小売売上高指数が実質ベースで前月比0.2%低下。食品や飲料、たばこの売り上げが大きく減少した。

<為替> 欧州終盤 アジア市場終盤 コード

ユーロ/ドル    1.1182 1.1212

ドル/円 111.38 111.50

ユーロ/円 124.59 125.04

<株式指数> 終値 前日比 % 前営業日終値 コード

STOXX欧州600種 388.84 -2.25 -0.58 391.09 <.STOXX>

FTSEユーロファースト300種 1528.22 -8.41 -0.55 1536.63 <.FTEU3>

DJユーロSTOXX50種 3488.93 -25.69 -0.73 3514.62 <.STOXX50E>

FTSE100種 7351.31 -33.95 -0.46 7385.26 <.FTSE>

クセトラDAX 12345.42 +1.34 +0.01 12344.08 <.GDAXI>

CAC40種 5538.86 -47.55 -0.85 5586.41 <.FCHI>

<金現物> 午後 コード

値決め 1270.95

>

<金利・債券>

米東部時間14時12分

*先物 清算値 前日比 前営業日終盤 コード

3カ月物ユーロ 100.31 0.00 100.31

独連邦債2年物 111.93 +0.01 111.92

独連邦債5年物 132.94 +0.01 132.93

独連邦債10年物 165.24 -0.07 165.31

独連邦債30年物 188.34 -0.40 188.74

*現物利回り 現在値 前日比 前営業日終盤 コード

独連邦債2年物 -0.597 +0.001 -0.582

独連邦債5年物 -0.407 +0.006 -0.415

独連邦債10年物 0.033 +0.018 0.012

独連邦債30年物 0.677 +0.024 0.654

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