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日本企業の海外進出に注目高まる「グローバルサウス諸国と治安リスク」
アフガニスタン発のテロリスクを警戒するインド
また、多くの日本企業の注目が集まるインドだが、幸いにもインドでは久しく大規模なテロは報告されていない。
しかし、インドでは宗教行事や政治イベントなどが開催される際、情報機関などが頻繁にテロ警戒アラートを発信しており、テロの潜在的リスクは常にあると見るべきだろう。
近年では2019年4月のスリランカ同時多発テロの際、テロを実行した地元のイスラム過激派ナショナル・タウヒード・ジャマーのメンバの中には、インドで活動するイスラム国支持者と連絡を取り合っていた者がいた。
また、2021年夏にアフガニスタンでタリバンが実権を掌握して以降、インドはアフガニスタン発のテロリスクを常に警戒している。アフガニスタンでは依然としてアルカイダが存在し、タリバンやハッカーニ・ネットワーク、インドが特に警戒するラシュカレ・タイバなどのイスラム過激派と密接な関係にあるとされる。
様々な統計があるが、アルカイダのメンバーは国内に400人から600人ほど存在し、インド亜大陸のアルカイダのメンバーも150人から200人いるとの統計もある。
そして、インド当局は今日、特にアフガニスタンを拠点とするイスラム国ホラサン州の対外的攻撃性のようなものを警戒していると考えられる。
イスラム国ホラサン州は昨年、イランやロシアで発生した大規模なテロに関与したとされ、欧州ではホラサン州の関係者たちが逮捕されるケースが相次いだ。
ホラサン州自身も中国やロシアだけでなく、インドへの敵意も強く示しており、インド当局はホラサン州、インド亜大陸のアルカイダなどのテロ組織がインド国内でテロを計画、実行することを警戒しており、同国にはこういった潜在的リスクがある。
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