EU主権強化へ各国は妥協必要、国益の影に隠れるべきでない=独財務相
ドイツのクリングバイル財務相。昨年12月、ベルリンで撮影(2026年 ロイター/Annegret Hilse/File Photo)
Maria Martinez
[ベルリン 16日 ロイター] - ドイツのクリングバイル財務相は16日、欧州連合(EU)は転換期にあり、各国は自国の国益の影に隠れることなくEUの影響力と主権を強化する取り組みを加速させるべきだという認識を示した。
クリングバイル氏はユーロ圏財務相会合に先立ち、「われわれは欧州の主権を強化し、欧州を強くするという目標を常に念頭に置き、問題を解消し、解決策を見つけたい」と語った。
さらに「今年初めのデンマーク自治領グリーンランドを巡る問題を受け、欧州に関心を持つ全ての人が目を覚ましたと確信している。それが、国益にとらわれたり、国益の影に隠れることなく、妥協する用意ができているという事実につながっていく」とし、ドイツは妥協する用意があると言明した。
クリングバイル氏は「欧州レベルで現在進んでいるペースは、欧州が直面している課題に見合っていない」と指摘した。
ポーランド、スペイン、イタリア、フランス、ドイツ、オランダのEU主要6カ国(EU6)はトランプ米大統領がグリーンランドを取得する意向を明確にしたことを受け、1月末に財務相と経済相による初のビデオ会議を開催した。
同グループは16日、ユーロ圏財務相会合に合わせて再び会議を開いた。
ドイツ財務省の報道官によると、今回の会合ではEU貯蓄・投資同盟に向けた進展の加速と、重要な原材料のサプライチェーンの強靭性強化という2つの行動分野に焦点が当てられた。
次回のEU6カ国会合は3月9─10日に予定されており、ユーロの国際的な役割強化と防衛投資の効率化が焦点になるという。
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