最新記事
軍事

「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼稚園をロシアが攻撃 「惨劇の様子」を捉えた映像が話題に

Child Screams for ‘Mama’ in Harrowing Video as Russia Strikes Kindergarten

2025年10月23日(木)15時09分
シェーン・クロウチャー
ハルキウの幼稚園から救助される子供たち

@MFA_Ukraine / X

<ハルキウの幼稚園が無人機攻撃の餌食に。惨状で行われた救助活動を捉えた映像が公開された──>

ウクライナ東部ハルキウで幼稚園が攻撃を受け、ウクライナ政府は「ロシアによる攻撃」だと非難した。

【動画】「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼稚園をロシアが攻撃 「惨劇の様子」を捉えた映像が話題に

ウクライナ緊急事態庁が公開した動画には、泣き叫ぶ子供たちが現場から救助される様子が映っている。救助隊員に抱えられた幼い子供は「ママ、ママ」と叫び、別の子供はおもちゃをしっかりと握りしめたまま避難している。

こうした中、ウクライナ戦争の終結を目指す第2回首脳会談の実現に向け、アメリカとロシアは足並みを揃えられずにいる。ドナルド・トランプ米大統領は、現在の前線での即時停戦を求めているが、ロシア側はこれを拒否している。

ウクライナと欧州諸国はトランプに対し、プーチンに和平を迫るため、より強い圧力をかけるよう求めている。彼らは「プーチンは外交ではなく、強硬な力にしか反応しない」と主張する。

ハルキウでの惨劇を機に、トランプが何らかの行動に出る可能性もある。過去にも同様の事件に激しく反発し、和平を目指す過程にあるにもかかわらず、戦争をエスカレートさせたとしてプーチンを厳しく非難してきた。

「交渉のために停戦が必要」

ロシアは22日未明、ウクライナに対して大規模な無人機・ミサイル攻撃を行い、ハルキウもその標的のひとつだった。ウクライナの発表によると、無人機攻撃の現場からは約50人の子供が避難し、1人が死亡、7人が負傷したという。

キャリア
AI時代の転職こそ「人」の力を──テクノロジーと専門性を備えたLHHのコンサルティング
あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、EUが凍結資産を接収すれば「痛みを伴う対応

ビジネス

英国フルタイム賃金の伸び4.3%、コロナ禍後で最低

ビジネス

ユニリーバ、第3四半期売上高が予想上回る 北米でヘ

ワールド

「トランプ氏は政敵を標的」と過半数認識、分断懸念も
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中