最新記事
軍事

「ママ、ママ...」泣き叫ぶ子供たち、ウクライナの幼稚園をロシアが攻撃 「惨劇の様子」を捉えた映像が話題に

Child Screams for ‘Mama’ in Harrowing Video as Russia Strikes Kindergarten

2025年10月23日(木)15時09分
シェーン・クロウチャー

「小さな手が救助者たちにしがみついていた。現場では救助隊員が炎の鎮圧にあたっていた」と、ウクライナ外務省はXへの投稿で現場映像とともに伝えた。

「子供への攻撃にはいかなる正当性も存在しない。交渉の前に停戦が必要。このような攻撃の中で話し合うことは不可能だ。テロ行為を止めるには、EU、アメリカ、G7、そして平和を重視するすべての人々が、連携した行動と強力な制裁を講じる必要がある。国際社会は今すぐにでも対応すべきだ」

「民間人を攻撃しているのはウクライナ」

一方ロシア側は、ウクライナが民間人を攻撃し、死傷者を出していると非難している。

先週、ロシア外務省の報道官マリア・ザハロワは記者会見で、「ウクライナは民間施設への攻撃を続けており、ロシア市民を恐怖にさらしている」と述べた。彼女によれば、ウクライナによる砲撃や無人機攻撃で過去数日間に21人が死亡し、6人の子供を含む83人が負傷したという。

ロシア国防省は22日、こうしたウクライナ側の民間施設攻撃への報復として、自国の大規模攻撃を実施したと主張した。

同省はテレグラムへの投稿で、「長距離精密兵器による大規模攻撃を、地上および航空プラットフォームから実施した」と説明。攻撃には極超音速空中発射ミサイル「キンジャール(Kinzhal)」や無人攻撃機も使用し、ウクライナの軍需産業を支えるエネルギーインフラ施設を標的にしたという。

「攻撃は成功し、指定されたすべての標的に命中した」と同省は述べている。

あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

ロシア、EUが凍結資産を接収すれば「痛みを伴う対応

ビジネス

英国フルタイム賃金の伸び4.3%、コロナ禍後で最低

ビジネス

ユニリーバ、第3四半期売上高が予想上回る 北米でヘ

ワールド

「トランプ氏は政敵を標的」と過半数認識、分断懸念も
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
特集:脳寿命を延ばす20の習慣
2025年10月28日号(10/21発売)

高齢者医療専門家の和田秀樹医師が説く――脳の健康を保ち、認知症を予防する日々の行動と心がけ

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺している動物は?
  • 3
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシアに続くのは意外な「あの国」!?
  • 4
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 5
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 6
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
  • 7
    ハーバードで白熱する楽天の社内公用語英語化をめぐ…
  • 8
    汚物をまき散らすトランプに『トップガン』のミュー…
  • 9
    国立大卒業生の外資への就職、その背景にある日本の…
  • 10
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 1
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 2
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号返上を表明」も消えない生々しすぎる「罪状」
  • 3
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多い県」はどこ?
  • 4
    今年、記録的な数の「中国の飲食店」が進出した国
  • 5
    【クイズ】1位は「蚊」...世界で「2番目に」人間を殺…
  • 6
    【2025年最新版】世界航空戦力TOP3...アメリカ・ロシ…
  • 7
    本当は「不健康な朝食」だった...専門家が警告する「…
  • 8
    日本で外国人から生まれた子どもが過去最多に──人口…
  • 9
    報じられなかった中国人の「美談」
  • 10
    「認知のゆがみ」とは何なのか...あなたはどのタイプ…
  • 1
    かばんの中身を見れば一発でわかる!「認知症になりやすい人」が持ち歩く5つのアイテム
  • 2
    【クイズ】ヒグマの生息数が「世界で最も多い国」はどこ?
  • 3
    「大谷翔平の唯一の欠点は...」ドジャース・ロバーツ監督が明かすプレーオフ戦略、監督の意外な「日本的な一面」とは?
  • 4
    1000人以上の女性と関係...英アンドルー王子、「称号…
  • 5
    増加する「子どもを外注」する親たち...ネオ・ネグレ…
  • 6
    悲しみで8年間「羽をむしり続けた」オウム...新たな…
  • 7
    バフェット指数が異常値──アメリカ株に「数世代で最…
  • 8
    「日本の高齢化率は世界2位」→ダントツの1位は超意外…
  • 9
    お腹の脂肪を減らす「8つのヒント」とは?...食事以…
  • 10
    【クイズ】日本でツキノワグマの出没件数が「最も多…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中