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「トランプ氏は政敵を標的」と過半数認識、分断懸念も拡大=調査

2025年10月23日(木)19時22分

 ロイター/イプソスが実施した世論調査によると、トランプ米大統領(写真)が連邦法執行機関を利用して自身の敵を追い詰めていると考えている人の割合が、回答者の半数以上に上った。10月21日、ワシントンで撮影(2025年 ロイター/Kevin Lamarque)

Jason Lange

[ワシントン 23日 ロイター] - ロイター/イプソスが実施した世論調査によると、トランプ米大統領が連邦法執行機関を利用して自身の敵を追い詰めていると考えている人の割合が、回答者の半数以上に上った。トランプ政権2期目発足から9カ月が経過した今、政治的分裂への懸念が高まっていることも示された。

調査では、回答者の約55%が、トランプ氏が法執行機関を利用して敵を標的にしているという見方に同意、26%が同意しなかった。残りは「分からない」または無回答だった。民主党支持者と自認する回答者の約85%が同意、共和党支持者も29%が同意した。

この1カ月間に、第1次トランプ政権で大統領補佐官を務めたボルトン氏ら、トランプ氏が「政敵」と見なす3人が起訴された。

回答者の約67%が政治的分裂と対立について少なくともある程度の懸念を示した。「非常に」懸念しているとした人の割合は43%で、2023年10月調査の39%から上昇した。トランプ氏の2期目就任以降、著名活動家の暗殺など政治的な暴力が相次いでいる。

調査は20日までの6日間オンラインで実施。成人4385人から回答を得た。誤差はプラスマイナス2─3%ポイント。

ロイター
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