最新記事
スポーツ

チェス最強王者、まさかの敗戦で見せた「怒りを爆発させる行為」...「態度が悪すぎる」と批判の声

World No. 1 Chess Grandmaster Slams Table After Surprise Defeat: Video

2025年6月7日(土)16時50分
ジャスミン・ローズ

10代王者の活躍にインドの閣僚もコメント

カールセンは第1ラウンドでの初対戦でグケシュを圧倒し、第6ラウンドでも優勢かと思われた。しかし、カールセンは終盤で致命的なミスを犯し、グケシュに決定的な反撃の機会を与えてしまった。

カールセンがテーブルを叩きつけると、ボード上の駒が倒れた。その後、彼は会場を去り、対局後のインタビューを拒否した。この時のカールセンの映像がネット上で拡散されると、対局の激しさやスポーツマンシップについてユーザーからコメントが集まった。

2023年にモチベーションの欠如を理由に世界タイトルを返上したカールセンは、依然として世界トップクラスの実力者であり、国際チェス連盟のランキングではほぼ15年連続で首位に立っている。

グケシュは試合後、「今は私にとって最も重要なのは、ゲームに負けなかったことだ。ただ、どんな形であれマグヌスに勝つことは特別だ」とガーディアン紙に語った。

グケシュのコーチのグジェゴジ・ガイェフスキは、「幸運だったとも言える。しかし、グキ(グケシュ)の粘り強さと機転の良さは大いに称賛すべきだ」と述べた。

インドのキレン・リジジュ議会関係大臣は、Xにこう投稿した。「ノルウェーチェス2025でのマグヌス・カールセンに対する初勝利は、新たなマイルストーンを達成する始まりだ。グケシュを誇りに思う。あなたは、静かな自信と強い集中力で何を達成できるかを世界に示した」

ニューズウィーク日本版 トランプ関税15%の衝撃
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2025年8月5日号(7月29日発売)は「トランプ関税15%の衝撃」特集。例外的に低い税率は同盟国・日本への配慮か、ディールの罠

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

アマゾン、クラウドコンピューティング事業が競合に見

ビジネス

アップル、4─6月期業績予想上回る iPhone売

ビジネス

米国株式市場=下落、経済指標受け 半導体関連が軟調

ビジネス

NY外為市場=ドル上昇、一時150円台 米経済堅調
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 3
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 4
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 5
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 6
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 7
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 8
    【クイズ】2010~20年にかけて、キリスト教徒が「多…
  • 9
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 10
    50歳を過ぎた女は「全員おばあさん」?...これこそが…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから…
  • 8
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 9
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目…
  • 10
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 3
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中