ガザに向かうグレタ・トゥーンベリの支援船から救難信号──イスラエルには攻撃の前科
Ominous Warning From Israel as Freedom Flotilla Approaches Gaza

Global News/YouTube
<過去にはガザに救援物資を届けようとした船をイスラエル軍が急襲、死者が出た。5月にも支援船がドローン攻撃を受けている>
*This story originally appeared in Common Dreams on May 25, 2025. It is shared here with permission under a Creative Commons (CC BY-NC-ND 3.0) license.
ガザで飢餓に苦しむ人々への人道支援物資を運ぶ国際的NGO「ガザ・フリーダム・フローティラ連合(FFC)」の船「マドリーン号」が6月4日(水)、救難信号を発信した。ドローンが「繰り返し」船上をホバリングしたという。
イスラエル軍報道官は、同船に対して軍が対応を取る可能性を示唆していた。船は食料、乳児用ミルク、医薬品を積み、ガザに向かっていた。
「準備はできている」と、イスラエル国防軍のエフィ・エドフリン准将は語った。「近年の経験がある」
2010年にイスラエルの海上封鎖を突破してガザに物資を届けようとした人道支援目的の船団をイスラエル軍が強襲し、トルコ人9人を殺害した事件を示唆する脅しだ。
先月も人道支援船「コンシエンス号」が、マルタ沖の公海上でイスラエル軍のドローンによる攻撃を受けている。
マドリーン号は週末にシチリアを出発してから381海里を航行しており、世界的な注目を集めている。船には気候変動活動家グレタ・トゥーンベリが乗船しており、アメリカのリンジー・グラム上院議員(共和党)が「グレタと仲間たちが泳げることを祈る」と、沈没を匂わせた。