最新記事
ガザ戦後統治

イスラエル国防相、ガザ戦後統治で首相に異議 軍事支配排除求める

2024年5月16日(木)10時02分
ロイター

5月15日、イスラエルのガラント国防相(写真)はイスラム組織ハマスとの戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザ統治について、イスラエルが軍事支配することに反対を表明し、ネタニヤフ首相に支配の可能性を排除するよう求めた。写真はベルリンで2023年9月撮影(2024年 ロイター/Fabrizio Bensch)

イスラエルのガラント国防相は15日、イスラム組織ハマスとの戦闘終結後のパレスチナ自治区ガザ統治について、イスラエルが軍事支配することに反対を表明し、ネタニヤフ首相に支配の可能性を排除するよう求めた。

ガラント氏は会見で、ハマスのガザ統治能力を破壊するための鍵はハマスに代わる統治体制を見いだすことだと指摘。ハマスによるイスラエル奇襲があった昨年10月以来、「非敵対的」パレスチナ人勢力の統治計画を推進しようと試みたが、イスラエル戦時内閣から何の反応もなかったと批判した。

 

ガラント氏は昨年3月、ネタニヤフ政権が推進する司法制度改革に反対を表明し、更迭寸前となった経緯がある。

ネタニヤフ首相はガラント氏の発言後に交流サイト(SNS)に投稿した動画で、パレスチナ自治政府が敵対的との認識を改めて示し、自治政府のガザ統治を否定。「言い訳をせずに」まずはハマス壊滅の目的を果たす必要があると述べてガラント氏をけん制した。

ただ、戦時内閣に加わるガンツ元国防相は、ガラント氏が「真実を語った」と述べた。



[ロイター]


トムソンロイター・ジャパン

Copyright (C) 2024トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

ニューズウィーク日本版 AI兵士の新しい戦争
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年1月13号(1月6日発売)は「AI兵士の新しい戦争」特集。ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

中国の台湾侵攻、正当化される理由「何らない」=ベネ

ビジネス

ノルウェー石油エクイノール、ベネズエラ事業の再開予

ビジネス

丸紅、靴ブランド「ゴラ」の英ジェイコブソンを買収

ワールド

ウクライナ南東部2州、ほぼ完全に停電 ロ軍攻撃で=
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:AI兵士の新しい戦争
特集:AI兵士の新しい戦争
2026年1月13日号(1/ 6発売)

ヒューマノイド・ロボット「ファントムMK1」がアメリカの戦場と戦争をこう変える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した──台湾高官が分析
  • 4
    ベネズエラの二の舞を恐れイランの最高指導者ハメネ…
  • 5
    「グリーンランドにはロシアと中国の船がうじゃうじ…
  • 6
    マドゥロ拘束作戦で暗躍した偵察機「RQ-170」...米空…
  • 7
    日本も他人事じゃない? デジタル先進国デンマークが…
  • 8
    公開されたエプスタイン疑惑の写真に「元大統領」が…
  • 9
    衛星画像で見る「消し炭」の軍事施設...ベネズエラで…
  • 10
    トイレの外に「覗き魔」がいる...娘の訴えに家を飛び…
  • 1
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチン、その先は袋小路か
  • 2
    【クイズ】本州で唯一「クマが生息していない県」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 3
    【クイズ】世界で唯一「蚊のいない国」はどこ?【2025年の話題クイズ5選】
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    眠る筋力を覚醒させる技術「ブレーシング」とは?...…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「…
  • 9
    アメリカ、中国に台湾圧力停止を求める
  • 10
    中国製防空レーダーは米軍のベネズエラ攻撃に屈した─…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 7
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 8
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
  • 9
    前進するロシア、忍び寄る限界...勝者に見えるプーチ…
  • 10
    【衛星画像】南西諸島の日米新軍事拠点 中国の進出…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中