米国防省、劣化ウラン弾をウクライナに供与へ 主力戦車「エイブラムス」向け含む

米国防総省は6日、ウクライナに対する最大1億7500万ドル相当の新たな安全保障支援策を発表した。主力戦車「エイブラムス」向けの劣化ウラン弾が含まれる。写真は2021年3月、ラトビアで行われた北大西洋条約機構(NATO)の軍事訓練に投入された米主力戦車「エイブラムス」(2023年 ロイター/Ints Kalnins)
米国防総省は6日、ウクライナに対する最大1億7500万ドル相当の新たな安全保障支援策を発表した。主力戦車「エイブラムス」向けの劣化ウラン弾が含まれる。
この支援は、ブリンケン米国務長官がこの日、訪問先のウクライナの首都キーウ(キエフ)で発表した総額10億ドル超のウクライナ追加支援策の一角。同支援策には6億6500万ドル超の新たな軍事・民生安全保障支援やウクライナの防空向け支援などが含まれる。
劣化ウラン弾の使用を巡っては健康面でのリスクなどを踏まえ、激しい議論がある。英国は今年初め、劣化ウラン弾をウクライナに供与したが、米国による供与は今回が初めてとなる。
