「世界を変える」2024年米大統領選...勝者は誰か?
THE WINNER OF 2024
今のトランプは共和党内で押しも押されもせぬ存在だ。予備選でのライバルが増えれば増えるほど、党内の反トランプ勢力は薄められてしまう。来年の春までに裁判でトランプ有罪の評決が出るという想定外の展開にならない限り、トランプは共和党の予備選を勝ち抜けるだろう。
そうであればバイデンとトランプの2度目の対決になる可能性が高い。そしてそれは、バイデンにとって願ってもない展開だ。
民主党のリベラル派は、ますますバイデンに無関心になっており、相手がデサンティスやマイク・ペンス(前副大統領)、クリス・クリスティー(前ニュージャージー州知事)やティム・スコット(現職上院議員)であれば、投票意欲をかき立てられないかもしれない。しかし相手がトランプなら脅威を感じ、冷めてしまった気持ちを奮い立たせて投票所に行くだろう。バイデンがいいとは思わなくても、トランプを落とすためなら一票を投じる。
それでもバイデンが負ける可能性はあるだろうか。あるとすれば、どんな場合か。
20年の大統領選でバイデン陣営が最も恐れていたのは、億万長者で元ニューヨーク市長のマイケル・ブルームバーグが第3の候補として出馬する事態だった。
今回も、銀行界のスーパースターであるJPモルガン・チェースCEOのジェームズ・ダイモンが出馬するという噂がある。大物投資家で億万長者のウィリアム・アックマンは最近のツイッターで、バイデンの「認知力の衰え」を指摘し、「民主党員の70%は彼の出馬を望んでいない」と言い切り、ダイモンを「プッシュ」して出馬を決意させよう、彼ならトランプにもバイデンにも勝てるとあおり立てた。
大金持ち候補に限界あり
1992年の大統領選を思い出そう。あのとき無所属で出馬した億万長者のロス・ペローは、途中まで共和党の現職大統領ジョージ・ブッシュと民主党候補のビル・クリントンを支持率で上回っていた。クリントンが制した11月の一般投票でも、ペローは約19%の票を獲得している。
今回のダイモンにも間違いなくカリスマ性がある。バイデンやトランプに比べてディベートに強く、テレビ映りもいい。ただしダイモンはトランプの再登板をアメリカ最大の脅威と見なしており、自分が第3党から出馬すれば中道派の票が割れ、結果としてトランプを利することになると承知している。
もしダイモンが出馬するなら、第3党から出て本選で勝つことを目指すのではなく、民主党の指名争いで現職に勝てるかもしれない候補として歴史に名を残すことを狙うだろう。
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