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貿易戦争回避か? 米・EU、貿易障壁削減に向け交渉開始で合意 自動車関税は棚上げ

2018年7月26日(木)12時32分

トランプ大統領とユンケル委員長は、今後の交渉では自動車を除く工業製品の関税、非関税障壁および補助金の撤廃に加え、サービス、化学製品、医薬品、医療機器の貿易における障壁削減に取り組むと明らかにした。

また、世界貿易機関(WTO)のルール改革でも協力する。

米商務省はトランプ大統領の指示を受けて、自動車の輸入が安全保障を脅かしているかどうかの調査を行っており、早ければ9月に追加関税の導入を提言する可能性がある。

トランプ、ユンケル両氏は声明で、自動車関税には直接言及せず、他の工業製品に焦点を当てた。

EU当局者は、米政権側から大豆の輸入を拡大するよう強い圧力があったと明らかにした。米農家は米国産大豆に対する中国の報復関税の打撃を受けており、トランプ大統領は24日、農家に対し最大120億ドルを支払う支援策を発表した。

ユンケル委員長は、米国が欧州向けLNG供給を拡大するため輸出ターミナルを増設することで合意したと明らかにした。

トランプ大統領は「欧州は大規模なLNG輸入国となり、エネルギー供給の多様化が可能になる。米国には十分な供給量がある」とした。

*内容を追加しました。



[ワシントン 25日 ロイター]


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