最新記事

米大統領

【動画】「トランプはわたしの大統領ではない」全米各地で抗議デモ

2016年11月10日(木)17時45分
ニューズウィーク日本版ウェブ編集部

Stephen Lam-REUTERS

<トランプ勝利の選挙結果に反発して全米各地の都市で抗議デモが起こり、数万人規模の人々が街頭で「反トランプ」を叫んだ。また大学や高校では予定していた試験を延期するなど、動揺する少数派学生への配慮を見せている>(写真:サンフランシスコの抗議デモで「わたしの大統領ではない」のサインを掲げる参加者)

 米大統領選でドナルド・トランプ候補が勝利し、次期大統領になることが決まった9日。全米の少なくとも9つの都市で選挙結果に抗議するデモが起こり、数万人規模の人々が街頭に出て「反トランプ」を叫んだ。

 USAトゥデ―などの現地報道によると、トランプ勝利に反発する抗議デモが起きたのは、シカゴ、ニューヨーク、ロサンゼルス、フィラデルフィア、ボストン、ワシントン、ポートランド(オレゴン州)、セントポール(ミネソタ州)など全米各地の都市。

 このうちシアトルでは、およそ2000人が街頭に出てデモ行進し、「Not My President(わたしの大統領ではない)」「No Racist USA(アメリカを人種差別の国にするな)」と、口々に怒りをぶちまけた。シアトル警察によると、デモの現場近くで銃の発砲があり、デモとの関連を警察で捜査している。

 またワシントンでも、人々が街頭で「Nasty Women Fight Back(イヤな女たちは反撃する)」とか「White Males for Equality for All(白人男性はすべての人々の平等を支持する)」といった掛け声と共にデモ行進した。ワシントンでは、2つのデモ隊が街の中心部にある「トランプ・インターナショナル・ホテル」の前で合流して大きな群衆となり、「Impeach Donald Trump(ドナルド・トランプを弾劾せよ)」と叫んでいた。

(ワシントンのトランプホテル前に集まった群衆)


 こうしたデモに参加した人たちは、選挙結果が覆らないことは理解しているものの、それでも今後の展開には影響を与えることができると考えているようだ。ニューヨークのデモに参加した22歳のニューヨーク大学の男子学生は、「最後には弾劾のチャンスがあると思う。これから8年、トランプに大統領をやらせることはできない」と、話していた。

(マンハッタンのユニオンスクエア周辺で行われた抗議デモ)


 また全米各地の大学や高校では、選挙結果に動揺する教員や学生に配慮して、予定していた試験の実施を延期したり少数派の学生のためのシェルターを開設したりしている。

 バーモント大学のトム・サリバン学長は大学関係者に送ったメールの中で、「今は多くの同僚や学生にとって試練の時だ。選挙結果を受けて、多くの人々が孤立を感じたり、これからの生活に不安を抱いたりしている」というメッセージを送った。

(カリフォルニア州オークランドの抗議デモでは放火騒ぎも)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ワールド

再送トランプ氏、シカゴやLAなどから州兵撤退表明 

ビジネス

ビットコイン、2022年以来の年間下落 最高値更新

ワールド

ゼレンスキー氏「ぜい弱な和平合意に署名せず」、新年

ワールド

金総書記、新年祝賀行事に出席 戦場の兵士を称賛激励
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ISSUES 2026
特集:ISSUES 2026
2025年12月30日/2026年1月 6日号(12/23発売)

トランプの黄昏/中国AI/米なきアジア安全保障/核使用の現実味......世界の論点とキーパーソン

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめる「腸を守る」3つの習慣とは?
  • 2
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    中国軍の挑発に口を閉ざす韓国軍の危うい実態 「沈黙…
  • 5
    世界最大の都市ランキング...1位だった「東京」が3位…
  • 6
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 7
    「すでに気に入っている」...ジョージアの大臣が来日…
  • 8
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 9
    東京がニューヨークを上回り「世界最大の経済都市」…
  • 10
    「サイエンス少年ではなかった」 テニス漬けの学生…
  • 1
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 2
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 3
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 4
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 5
    「腸が弱ると全身が乱れる」...消化器専門医がすすめ…
  • 6
    中国、インドをWTOに提訴...一体なぜ?
  • 7
    マイナ保険証があれば「おくすり手帳は要らない」と…
  • 8
    海水魚も淡水魚も一緒に飼育でき、水交換も不要...ど…
  • 9
    アベノミクス以降の日本経済は「異常」だった...10年…
  • 10
    「衣装がしょぼすぎ...」ノーラン監督・最新作の予告…
  • 1
    日本がゲームチェンジャーの高出力レーザー兵器を艦載、海上での実戦試験へ
  • 2
    90代でも元気な人が「必ず動かしている体の部位」とは何か...血管の名医がたどり着いた長生きの共通点
  • 3
    ウクライナ水中ドローンが、ロシア潜水艦を爆破...「史上初の攻撃成功」の裏に、戦略的な「事前攻撃」
  • 4
    アジアの豊かな国ランキング、日本は6位──IMF予測
  • 5
    人口減少が止まらない中国で、政府が少子化対策の切…
  • 6
    日本人には「当たり前」? 外国人が富士山で目にした…
  • 7
    【銘柄】オリエンタルランドが急落...日中対立が株価…
  • 8
    日本の「クマ問題」、ドイツの「問題クマ」比較...だ…
  • 9
    『SHOGUN 将軍』の成功は嬉しいが...岡田准一が目指…
  • 10
    「勇気ある選択」をと、IMFも警告...中国、輸出入と…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中