最新記事

2016米大統領選

トランプ氏、外交政策アドバイザーチームの一部を公表

「外交に弱いトランプ」との批判をかわす狙いだが、メンバーの知名度の点で疑問も

2016年3月22日(火)10時52分

3月21日、米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走るドナルド・トランプ氏はワシントン・ポスト紙とのインタビューで、自身の外交政策アドバイザーに関するリストの一端を明らかにした。ワシントンで撮影(2016年 ロイター/JIM BOURG)

 米大統領選の共和党候補指名争いでトップを走る不動産王ドナルド・トランプ氏は21日、ワシントン・ポスト紙とのインタビューで、自身の外交政策アドバイザーに関するリストの一端を明らかにした。

 同紙によると、アドバイザーチームには、テロリズムの専門家ワリド・ファレス氏、エネルギー業界の幹部カーター・ペイジ氏、エネルギー問題を専門とする弁護士ジョージ・パパドプロス氏、元国防総省監察総監のジョー・シュミッツ氏、元陸軍中将のキース・ケロッグ氏が含まれている。

 トランプ氏は近いうちにチームの人員を増やすと明らかにした。先月にトランプ氏支持を表明した共和党のジェフ・セッションズ上院議員(アラバマ州選出)がチームを率いている。

 トランプ氏が名前を挙げたアドバイザーの大半は学界や専門家の間ではあまり知られていない。

 ファレス氏はロイターに対し、18日にトランプ氏への助言を開始したと明らかにした。以前は2012年大統領選で共和党候補ミット・ロムニー氏の安全保障問題アドバイザーを務めていたという。ロムニー氏はこれまで、トランプ氏を厳しく批判している。

 ファレス氏は電子メールで、昨年以降はトランプ氏と直接会ったことはないと明らかにした。

 トランプ氏が挙げたその他のアドバイザーからは今のところコメントを得られていない。

 

[ワシントン 21日 ロイター]


120x28 Reuters.gif

Copyright (C) 2016トムソンロイター・ジャパン(株)記事の無断転用を禁じます

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

G7声明、日本の主張も踏まえ為替のコミット再確認=

ビジネス

訂正(発表者側の申し出・17日配信の記事)-トヨタ

ビジネス

UBS、新たな人員削減計画 クレディ・スイス統合で

ビジネス

G7財務相、イラン制裁やロシア凍結資産の活用で協力
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:老人極貧社会 韓国
特集:老人極貧社会 韓国
2024年4月23日号(4/16発売)

地下鉄宅配に古紙回収......繁栄から取り残され、韓国のシニア層は貧困にあえいでいる

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なない理由が明らかに

  • 2

    【画像】【動画】ヨルダン王室が人類を救う? 慈悲深くも「勇ましい」空軍のサルマ王女

  • 3

    価値は疑わしくコストは膨大...偉大なるリニア計画って必要なの?

  • 4

    パリ五輪は、オリンピックの歴史上最悪の悲劇「1972…

  • 5

    人類史上最速の人口減少国・韓国...状況を好転させる…

  • 6

    アメリカ製ドローンはウクライナで役に立たなかった

  • 7

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 8

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 9

    「毛むくじゃら乳首ブラ」「縫った女性器パンツ」の…

  • 10

    対イラン報復、イスラエルに3つの選択肢──核施設攻撃…

  • 1

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 2

    NASAが月面を横切るUFOのような写真を公開、その正体は

  • 3

    犬に覚せい剤を打って捨てた飼い主に怒りが広がる...当局が撮影していた、犬の「尋常ではない」様子

  • 4

    最強生物クマムシが、大量の放射線を浴びても死なな…

  • 5

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 6

    帰宅した女性が目撃したのは、ヘビが「愛猫」の首を…

  • 7

    攻撃と迎撃の区別もつかない?──イランの数百の無人…

  • 8

    「もしカップメンだけで生活したら...」生物学者と料…

  • 9

    温泉じゃなく銭湯! 外国人も魅了する銭湯という日本…

  • 10

    アインシュタインはオッペンハイマーを「愚か者」と…

  • 1

    人から褒められた時、どう返事してますか? ブッダが説いた「どんどん伸びる人の返し文句」

  • 2

    韓国で「イエス・ジャパン」ブームが起きている

  • 3

    88歳の現役医師が健康のために「絶対にしない3つのこと」目からうろこの健康法

  • 4

    ロシアの迫撃砲RBU6000「スメルチ2」、爆発・炎上の…

  • 5

    バルチック艦隊、自国の船をミサイル「誤爆」で撃沈…

  • 6

    ロシアが前線に投入した地上戦闘ロボットをウクライ…

  • 7

    巨匠コンビによる「戦争観が古すぎる」ドラマ『マス…

  • 8

    「燃料気化爆弾」搭載ドローンがロシア軍拠点に突入…

  • 9

    1500年前の中国の皇帝・武帝の「顔」、DNAから復元に…

  • 10

    浴室で虫を発見、よく見てみると...男性が思わず悲鳴…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中