「感じるSDGs」を全国へ──音楽と芸術で命の大切さを伝える「はれる」の挑戦
SDGsを支えるのは「人の心」

芸術鑑賞会事業担当の岩崎みのり氏は、子供たちに「はれる」の理念が伝わっていることを実感している。
「子供たちは音楽を通して『誰かを思いやること』や『資源を大切にすること』を自然と学んでいます。公演後に『毎日の手洗いが誰かを助ける』『地球を助けたい!』といった声を聞き、『生きる学び』が子供たちの心に根付いたのを感じるのが、私たちにとっての何よりの喜びです」
今後の課題は、より多くの子供たちに機会を届けるための人材と資金の確保だ。運営のコストや専門人材の確保を進め、持続可能な運営体制の強化を目指す。
岩崎氏は、「心」を育むことこそが持続可能な社会の実現につながると語る。
「ゴミを減らす取り組みも、命を救う技術も、支えているのは『人の心』。心を育てる教育活動こそが社会を変えると信じています」
音楽で「感じるSDGs」が子供たちの心に根付き、一人ひとりの行動が少しずつ変わることで、持続可能な社会が一歩、また一歩と近づいてくるのかもしれない。
アンケート
どの企業も試行錯誤しながら、SDGsの取り組みをより良いものに発展させようとしています。今回の記事で取り上げた事例について、感想などありましたら下記よりお寄せください。
アマゾンに飛びます
2025年12月23日号(12月16日発売)は「教養としてのBL入門」特集。実写ドラマのヒットで高まるBL(ボーイズラブ)人気の歴史と背景をひもとく/日米「男同士の愛」比較/権力と戦う中華BL/まずは入門10作品
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら





