最新記事
セレブ

映画キャラはNG...俳優組合ストで仮装制限のハロウィン2023に「ガイドライン無視」で目立ったセレブたち

2023年11月3日(金)08時20分
千歳香奈子
左からヘイリー・ビーバー、ミーガン・フォックス、キム・カーダシアン

左からヘイリー・ビーバー、ミーガン・フォックス、キム・カーダシアン From Left:Tinseltown-Shutterstock, lev radin-Shutterstock(2)

<多くの俳優が連帯感を示して全米映画俳優組合の要請に従うなか、ミーガン・フォックスが婚約者マシン・ガン・ケリーと共に『キル・ビル』のキャラクターに扮して仮装パーティーに登場するなど、一部セレブの仮装が物議を醸している>

全米映画俳優組合(SAG-AFTRA)のストライキが110日を超える中、今年のハロウィンでは交渉相手である制作会社の作品の宣伝につながる仮装はご法度となった。つまり、今年大ヒットした映画『バービー』や『ザ・スーパーマリオブラザーズ・ムービー』などに関連したキャラクターやアメコミのスーパーヒーローに扮することはNGで、「ゴーストやゾンビ、クモ」など一般的なキャラクターや人物をイメージした仮装をすることが推奨された。

【写真】女子高校生殺人鬼に扮したミーガン・フォックス、白い下着が血まみれのヘイリー・ビーバー...「規則破り」の仮装で目立ったセレブたち

『デッドプール』で知られるライアン・レイノルズやディズニー映画『塔の上のラプンツェル』のヒロインの声を演じたマンディ・ムーアら一部組合員からは「冗談でしょ?!」と不満の声が上がったが、多くの俳優が連帯感を示すため組合の要請に従った。しかし、一部セレブはこのガイドラインを無視して人気映画のキャラクターに扮し、物議を醸している。

 

明らかに組合のガイドラインを嘲笑

『トランスフォーマー』シリーズで知られるミーガン・フォックスは、婚約者マシン・ガン・ケリーと共に米ロサンゼルスで行われた仮装パーティにクエンティン・タランティーノ監督のヒット作『キル・ビル』のキャラクターに扮して登場。目から血を流す制服姿で栗山千明演じる女子高校生殺人鬼「ゴーゴー夕張」に扮したミーガンは、主人公ザ・プライドことベアトリクス・キドーが劇中で着用した血まみれの黄色いジャンプスーツに刀を手にするマシンと共に完成度の高いペアコスプレを披露した。

ミーガンはインスタグラムの投稿に「@SAGAFTRA」とキャプションを添えていることから、組合のガイドラインを嘲笑ったものであることは明白。女優リサ・アン・ウォルターは、X(旧ツイッター)に「なんという反逆者なの。愚かなたわ言のためにポーズを取り続けなさい、かわいいお嬢さん。私たちは、最低限の契約をしている俳優たちが公平な待遇を得るために、1日10時間無給で働くわ」と綴り、規約破りだと非難した。

一方、2人は別の日にはハリウッドで実写化もされている日本の人気漫画『デスノート』の弥海砂とリュークのコスプレも披露しており、クオリティの高さに「言葉がない」「取り憑かれた」と絶賛コメントが寄せられている。

ミーガンとマシン以外にも、堂々と映画のキャラクターに扮したセレブがいる。ホットなカップルとして注目のチャニング・テイタムとゾーイ・クラヴィッツは、『ローズマリーの赤ちゃん』をテーマにした仮装でパーティに出席。

女優としても活躍するアリアナ・グランデは、ドラマ『ビクトリアス』で共演したエリザベス・ギリースと『ショーガール』のワンシーンを再現する動画や画像を複数インスタグラムに投稿して完成度の高さが話題になっている。

レディース シースルーランジェリー【アマゾンでお買い得】

(※画像をクリックしてアマゾンで詳細を見る)

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

中国、5月の政策銀行向け融資残高3カ月連続で減少 

ワールド

ヒズボラ、イスラエルにドローン編隊を発射

ワールド

ロシア動員兵の妻らが早期帰還求め集会、国防省前 逮

ワールド

ハリス米副大統領、ウクライナ和平会議に出席へ=ホワ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナの日本人
特集:ウクライナの日本人
2024年6月11日号(6/ 4発売)

義勇兵、ボランティア、長期の在住者......。銃弾が飛び交う異国に彼らが滞在し続ける理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 2

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しすぎる...オフィシャル写真初公開

  • 3

    「サルミアッキ」猫の秘密...遺伝子変異が生んだ新たな毛柄

  • 4

    キャサリン妃「お気に入りブランド」廃業の衝撃...「…

  • 5

    「自閉症をポジティブに語ろう」の風潮はつらい...母…

  • 6

    中国海外留学生「借金踏み倒し=愛国活動」のありえ…

  • 7

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 8

    「娘を見て!」「ひどい母親」 ケリー・ピケ、自分の…

  • 9

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 10

    ヘンリー王子とメーガン妃の「ナイジェリア旅行」...…

  • 1

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 2

    キャサリン妃「お気に入りブランド」廃業の衝撃...「肖像画ドレス」で歴史に名を刻んだ、プリンセス御用達

  • 3

    中国海軍「ドローン専用空母」が革命的すぎる...ゲームチェンジャーに?

  • 4

    ハイマースに次ぐウクライナ軍の強い味方、長射程で…

  • 5

    仕事量も給料も減らさない「週4勤務」移行、アメリカ…

  • 6

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

  • 7

    都知事選の候補者は東京の2つの課題から逃げるな

  • 8

    テイラー・スウィフトの大胆「肌見せ」ドレス写真...…

  • 9

    「自閉症をポジティブに語ろう」の風潮はつらい...母…

  • 10

    ロシア兵がウクライナ「ATACMS」ミサイルの直撃を受…

  • 1

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 2

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々に明らかになる落とし穴

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 5

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 6

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 7

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

  • 8

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 9

    大阪万博でも「同じ過ち」が繰り返された...「太平洋…

  • 10

    自爆ドローンが、ロシア兵に「突撃」する瞬間映像を…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中