成人向けSNSで「自ら稼ぐ」女性アスリートが増加中...背景にはスポーツ界に蔓延る「性的な搾取」が
Declaration of Independence: Female Athletes Take Control of Their Sexual Narrative
専門家によれば、オリンピックを目指す選手の年間コーチング費用は約10万ドルにものぼるという。トレーニングに時間を割く必要があるため、仕事の選択肢も限られる。
世界的に人気のある競技に出場する選手たちは、スポンサーを見つけやすい傾向にある。とりわけ男子競技は資金面で恵まれており、高額な放映権やスポンサー契約がリーグや大会を支えている。視聴者が多ければ、グッズの売上も伸びやすい。
アメリカなどでは「タイトル9(Title IX)」と呼ばれる法制度によって男女間の機会の平等が法的に保証されているが、現実にはまだ格差が残る。そこで注目されているのがOnlyFansだ。
このデジタルプラットフォームで、一部の女性アスリートは身体を性的に演出した画像を公開しているが、多くは衣服を着たまま活動している。
配信されるコンテンツは多様で、トレーニングメニューの紹介や日々のスケジュール、チャリティ活動の報告など、ファンが選手の裏側に触れられる構成になっている。
浮き沈みもすべてシェアする
「私はさまざまなコンテンツを発信しているけれど、競技だけでなく、その裏側まで共有できるのは本当に新鮮だった」と語るのは、レッドブル・クリフダイビングの選手エリー・スマート(Ellie Smart)だ。