最新記事
BOOKS

「東大クイズ女王」河野ゆかりが「読み終えたその瞬間から世界の見え方がガラリと変わる」と出合いに感動した1冊!

2024年1月8日(月)09時00分
朴順梨(ライター)

kohno_04-20231219.jpg

photo:遠藤宏

河野さんに10年後20年後の未来を尋ねると、「まだ全然決まってなくて」とはにかんだ。医療現場で医師として働くか研究の道に進むのかも、まだまだ未知数だという。

「まずは幅広く研修をして、その後は専門医に進むための研修が終わったら少しキャリアをストップして、海外で暮らしてみたいなと思っています。いろいろな場所で、いろいろな人や文化に囲まれて過ごすのもいいかなと。物価が高いのがネックですがスイスや、世界遺産が多いので、イタリアやフランスに行ってみたいですね。ヨーロッパでは基本的に日本の医師免許は通用しないので、何か違うことをして生計を立てるのも面白そうだなと思っていて。もしかしたらキッチンカーで、それこそたこ焼きとか売っているかもしれないです。母にそんな話をしたら止めるどころか、「修行のためにまず、たこ焼き屋さんでアルバイトしなさい。そんなに簡単に作れるものじゃないんだから」って言われました(笑)」

河野さんは先日、水深30mまで潜れるスキューバダイビングのアドバンスコースを修了したばかり。海に触れあいたくて、時間を見つけてはグアムに沖縄にとあちこちの海で潜っているそうだ。

「海の中って陸からは想像できない世界の広がり方をしているので、自分の視野が狭いことに気づかされるんです。自分の当たり前を壊してくれる体験ができるのが、旅行の魅力だと思います。医師ってモデルコースというか、大抵の人が進むステップは確かにあるのですが、自分の専門にだけとらわれるのではなくて、いろんな分野を幅広く見てることが大事だと思っていて。この本のティナさんの言葉は、私の思い込みやとらわれを壊しながら、幅広い視野を持つことの大事さを教えてくれます。だからこれからも1年に1回は読み返して、目先のことにとらわれていないかのチェックに活用したいですね」



kono2024-200.png

新版 20歳のときに知っておきたかったこと――スタンフォード大学集中講義
 ティナ・シーリグ[著]
 高遠裕子[訳]/三ツ松新 [解説]
 CCCメディアハウス[刊]

(※画像をクリックするとアマゾンに飛びます)


ニューズウィーク日本版 BTS再始動
※画像をクリックすると
アマゾンに飛びます

2026年3月31号(3月24日発売)は「BTS再始動」特集。7人の「完全体」で新章へ、世界が注目するカムバックの意味 ―光化門ライブ速報―

※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら


あわせて読みたい
ニュース速報

ワールド

米トマホーク850発以上使用、イラン攻撃4週間 国

ワールド

アングル:米民主党、牙城カリフォルニア州の知事選で

ワールド

アングル:米の中東関与の隙突く中国、台湾は軍事圧力

ワールド

イエメン・フーシ派、イラン情勢巡り軍事介入の用意 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:BTS再始動
特集:BTS再始動
2026年3月31日号(3/24発売)

3年9カ月の空白を経て完全体でカムバック。世界が注目する「BTS2.0」の幕開け

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 2
    中国最大の海運会社COSCOがペルシャ湾輸送を再開──緊張緩和の兆しか
  • 3
    映画『8番出口』はアメリカでどう受け止められた?...「単なるホラー作品とは違う」「あの大作も顔負け」
  • 4
    ロシア経済を支える重要な港、ウクライナのものと思…
  • 5
    ウィリアム皇太子が軍服姿で部隊訪問...「前線任務」…
  • 6
    「俺たちはただの人間だ」――BTSが新アルバム『ARIRAN…
  • 7
    日本経済にとって、円高/円安はどちらが「お得」な…
  • 8
    ニュースでよく聞く「東京外国為替市場」は、実際は…
  • 9
    アメリカのストーカー対策、日本との違いを考える
  • 10
    親の遺産はもう当てにできない? ベビーブーム世代…
  • 1
    【銘柄】「三菱商事」の株価に高まる期待...ホルムズ海峡封鎖と資源価格高騰が業績を押し上げ
  • 2
    ヘンリー・メーガン夫妻の豪州訪問に3万6000人超の反対署名...「歓迎してない」の声広がる
  • 3
    レストラン店内で配膳ロボットが「制御不能」に...店員も「なすすべなし」の暴走モード
  • 4
    三笠宮彬子さまも出席...「銀河の夢か、現実逃避か」…
  • 5
    メーガン妃、娘リリベット王女との「お手伝い姿」公…
  • 6
    中国の公衆衛生レベルはアメリカ並み...「ほぼ国民皆…
  • 7
    イランは空爆により核・ミサイル製造能力を「喪失」…
  • 8
    【クイズ】2年連続で「世界幸福度ランキング」で最下…
  • 9
    作者が「投げ出した」? 『チェンソーマン』の最終…
  • 10
    まずサイバー軍が防空網をたたく
  • 1
    温暖化で増えた? サンマやサケ減少の裏で激増する「安価で栄養価の高い魚」の正体
  • 2
    ロシア政府、痛恨のミス...プーチンの「健康不安説」を裏付けるような動画を公式に投稿してしまう
  • 3
    メーガン妃、娘リリベット王女との新ショット公開...撮影はパパ
  • 4
    「ノーと言えるスペイン」の背景に国防意識...次期ス…
  • 5
    見事なカンフーを見せた中国ヒト型ロボットのからく…
  • 6
    キャサリン皇太子妃、ナイジェリア大統領夫妻出迎え…
  • 7
    数時間以内に死に至ることも...若者の間で集団感染が…
  • 8
    「日本より、自分の国(フランス)を心配すれば?」…
  • 9
    日本の若者「韓国就職」憧れと現実のギャップ ── ビ…
  • 10
    米軍も防ぎきれないイランのドローン攻撃──イラン製…
トランプ2.0記事まとめ
Real
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中