プレスリリース

法政大学の学生がメルローズと「残反」を用いた衣服を共同開発 流行も資源も循環する持続可能なファッションを展開 9月19日から販売開始

2025年09月19日(金)14時00分
法政大学(所在地:東京都千代田区、総長:Diana Khor)人間環境学部の金藤正直教授ゼミナールは、株式会社メルローズ(所在地:東京都目黒区、代表取締役社長:東秀行)と共に、衣服の生産過程で廃棄されてしまう「残反」を用いた衣服を共同開発しました。2025年9月19日からメルローズECサイトにて販売します。

画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/545675/LL_img_545675_1.jpg
着用イメージ(モデルはチームメンバー)

◆商品開発の背景・詳細
商品開発のプロジェクトに携わっているのは、法政大学人間環境学部で持続可能なアパレル業界のビジネスモデルについて学んでいる金藤正直教授ゼミナールの学生たちです。学生たちが目指すのは、従来の「使って捨てる」経済ではなく、資源を無駄にせず長く使い、循環させる経済(サーキュラーエコノミー)。衣服の生産過程で余る良質な生地「残反」を単なる廃棄物ではなく資源として活用することで、環境負荷を減らしながら新たな価値を生み出します。
ファッションの循環は、「資源の循環」と、昔の流行が現代に蘇る「文化やトレンドの循環」の二つを指します。学生たちはこの考えをもとに「令環(令和×循環)コーデ(※)」を提案しました。1990年代渋谷カルチャーの「渋カジ」チェック柄や、古着・家族から受け継いだアイテムを取り入れ、時代を越えた思い出や記憶をコーディネートとして表現しています。
株式会社メルローズと共同で、廃棄される残反を「circular」(循環)と「fabric」(生地)を組み合わせ「cirbric」と名づけました。デザイン性を大切にしつつ、流行も資源も循環する持続可能なファッションを追求。この取り組みを通じて、アパレル産業の変革に少しでも貢献できることを目指しています。
「私たちは2023年に引き続き、株式会社メルローズの皆様とアパレル業界の環境問題解決の一歩になる可能性を秘めた素材である、残反を使った商品を準備してまいりました。前回のプロジェクトの過程や結果から更にブラッシュアップされた今回の商品と私たちの想いを、ぜひご体感いただけると嬉しいです」と商品にかける想いを語ります。

※令環コーデは学生たちがコンセプトを作成する過程で生まれた造語です。資源も流行も循環するといった意図で、彼らが考えたコーディネート案を"令環コーデ"と名付けました。

【Cirbric Project特設ページ】
https://store.melrose.co.jp/lp_sustainable_think_circular_economy

■商品概要
【販売サイト】
https://store.melrose.co.jp/lp_sustainable_think_circular_economy_stylelook

画像2: https://www.atpress.ne.jp/releases/545675/LL_img_545675_2.jpg
商品イメージ

【販売開始日】
2025年9月19日(金) AM10:00

商品名:法政大学×MELROSE CIRBRICスタンダードB.Dシャツ
カラー・サイズ:3色(ブルー/ストライプ/チェック)・Fサイズ
価格:9,000円(税込9,900円)

商品名:法政大学×MELROSE CIRBRICコットンウールテーラードダブルジャケット
カラー・サイズ:1色(ネイビー)・S,Mサイズ
価格:19,000円(税込20,900円)

商品名:法政大学×MELROSE CIRBRIC ウールブレンドチェックスカート
カラー・サイズ:2色(ベージュチェック/グリーンチェック)・S,Mサイズ
価格:9,000円(税込9,900円)


◆法政大学人間環境学部金藤正直教授ゼミナールについて
国内外の企業や地域で発生している経済的、環境的、社会的な課題解決を目指し、持続可能なビジネスモデルの構築をテーマに研究を行っています。現在は、アパレルチームやフードロスチームなど、12チームに分かれて国内企業や地域と連携し、理論検証を実施しています。

金藤ゼミナール紹介
https://www.hosei.ac.jp/ningenkankyo/seminar/ka/kanetoh/

金藤ゼミナールInstagram
https://www.instagram.com/kanetoh_azemi/

画像3: https://www.atpress.ne.jp/releases/545675/LL_img_545675_3.jpg
商品開発に携わった金藤ゼミナールの学生たち


【アパレルチームについて】
本プロジェクトに参加したアパレルチームは、アパレル業界におけるCO2削減に取り組んでいます。日本の温室効果ガスの約9割を占めるCO2は、地球温暖化への影響が大きく、国の重点課題でもあります。衣服のライフサイクルからは、特に原材料調達から輸送までの上流段階と、廃棄段階で多くのCO2が排出されていることがわかっています。上流段階・廃棄段階へのアプローチとして、学生たちは、(1)残反の活用、(2)廃棄衣服の繊維へのリサイクルという2つの方法に注目し、研究を進めています。実際のデータをもとに検証を進め、持続可能な衣服づくりの実現性を探りながら活動しています。

アパレルチームInstagram
https://www.instagram.com/kanetoh__apparel/

2023年度(第7回)自由を生き抜く実践知大賞:社会の課題解決賞「残反プロジェクト」紹介
https://www.hosei.ac.jp/info/article-20240123105847/


◆株式会社メルローズについて
メルローズは服を創るだけでなく、未来と夢を創る会社
株式会社メルローズは、ワクワクドキドキを感じていただけるよう服を作り続け、2023年に創立50周年を迎えました。服は装いを美しくするだけでなく、装うことでその人の内に、自信と誇りを湧き起こします。装う人の人生に寄り添い、大切なものとなり、共に物語を紡ぎます。服を手に取った時の気持ちの高まり、おしゃれをする楽しさ。未来へ続く新たな50年に向け、歩み始めたわたしたちの仕事は、「服を創るだけでなく、夢をも創ること」です。
「マルティニーク」や「ピンクハウス」、「メンズメルローズ」といった歴史あるブランドをはじめ、ショールーミング型ECセレクトショップ「サードマガジン」など個性豊かなブランドを展開しています。わたしたちは、創業より変わらないモノ作りへの想いを継承しながら、時代を捉え、挑戦と創造を繰り返し、改革精神を忘れず、これからも未来を創る会社であり続けたいと考えています。

株式会社メルローズコーポレートサイト
https://www.melrose.co.jp/


詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
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