米先住民虐殺を描く『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』でスコセッシ監督が見つめた「曖昧な端数」
20世紀初頭、先住民族オセージが居住していた土地で大量の石油が発掘される。一気に大金持ちになったオセージの人々。その富を狙う白人たち。
収奪の構造は単純だ。オセージの誰かと血縁になり、その後にオセージの誰かはこの世界からいなくなる。多くの白人が手を染める。人は環境に馴致(じゅんち)する。残虐な殺戮がいつの間にか日常になる。
だがマーティン・スコセッシ監督は、単純な「白人対先住民」の対立に興味は示さない。主人公アーネスト(レオナルド・ディカプリオ)は、典型的な「悪」ではない。ただし卑劣で強欲だ。主体性がなくて狡猾で弱い。そして弱い人間ほど環境や権力者に強く同調する。
オセージ出身の妻モリー(リリー・グラッドストーン)を愛しながら、アーネストは彼女とその家族たちを殺戮の連鎖の中に巻き込んでいく。誰よりも妻を愛し、そして愛する妻を殺すことへの加担に矛盾を感じない。
モリーは寡黙だ。その静けさの奥に、言葉にならない怒りや諦念が見え隠れする。その沈黙はモリーの悲しみであると同時に、虐げられ続けた先住民族の怒りと諦念でもある。
沈黙とは語ることを奪われ続けてきた歴史の厚みであり、断ち切られた関係の傷痕でもある。
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