高市新総裁をいきなり襲う国内外の暴風雨
こういう状況で「アベノミクス再び」と言っても、それは円安とインフレ(引き金を引いたのは原油価格の上昇)を激化させるだけ。今やるべきことは、安倍政権、そしてその後の政権が手がけて失敗した実質賃金の上昇だ。それは、連立相手探しの「はないちもんめ」で時間を空費しなくても、政令・省令・通達レベルでできる。
試しにチャットGPTに聞いてみた。瞬時に「企業の内部留保から株主への還元比率を開示させること」(過度の配当を牽制)、「賃上げ企業への官庁調達優先」「賃上げ企業の社会保険料算定基準の微調整」「賃上げ企業への政府系金融機関からの優遇融資」などができるだろう、と言ってきた。
いやそれは......と言うなら、石破茂首相が国会を解散、高市総裁を旗印に総選挙に打って出ればいい。破れかぶれの壇ノ浦になるだろうが。
【関連記事】
【インタビュー】参政党・神谷代表が「必ず起こる」と予測する「日本の分断」とは? れいわ・山本代表に「対談を申し込んだが...」
「少数与党」でモヤモヤする日本政治だが、そのしなやかさは民主主義の希望となり得る
アマゾンに飛びます
2025年12月9日号(12月2日発売)は「日本時代劇の挑戦」特集。『七人の侍』『座頭市』『SHOGUN』 ……世界が愛した名作とメイド・イン・ジャパンの新時代劇『イクサガミ』/岡田准一 ロングインタビュー
※バックナンバーが読み放題となる定期購読はこちら
高市新総裁をいきなり襲う国内外の暴風雨 2025.10.18
軍事パレードの陰で進む金融危機──中国が直面する二つの試練 2025.09.10
トランプが復活させたアメリカの「ルーズベルト流」帝国主義 2025.08.30
チャットGPTに日本のポピュリズムについて聞いてみた! 2025.07.26
バンス米副大統領が信奉する新思想、「ポストリベラリズム」の正体 2025.07.11
トランプ肝いりの「ステーブルコイン」でドル急落? 2025.07.01
人口減少の日本が取り入れたい、デンマーク式「財団企業」の賢い経営 2025.06.14






