- HOME
- コラム
- Edge of Europe
- ロンドンで放棄される教会が増加、その驚きの行く末は…
ロンドンで放棄される教会が増加、その驚きの行く末は?
尖塔内部のような「高く、丸く、先が細くなる」場所は、用途を考えるのが特に難しい。さらに教会の多くは墓地に囲まれていて、不気味だと感じる人もいるから、住宅用に理想的とは言えない。
こうした元教会の1つの用途として、奇妙なことだが、パブやナイトクラブに生まれ変わることがある。何年か前にオックスフォードでこのパターンに出くわしたときは、かなり違和感を覚えた。ここで酒を飲んだり(僕のように)、大音量の音楽でダンスする人がいたり(これは僕はやらない)、いちゃついていたりするのは冒涜的に感じられた。
グラスゴーでパブ巡りをしたときは、元学校の校舎だったパブと元教会だったパブに行った。僕としては後者のほうが気に入った。前者は明るくモダンなガストロパブに改装されていて、あまり好みに合わなかったからだ。
俗→聖の逆パターンも
この話題を思いついたのは、僕の住む町にあったナイトクラブがモスクになっていたという衝撃の出来事があったからだ。かつてのその場所をしのんで言えば、よくありがちな18~25歳の若者対象ではなく年齢層高めの客層のための店だった。
あそこは「おばあちゃんを引っかける場所」だと若者が言っているのを耳にしたこともある。離婚してシングルになりたてなどの、なんと35歳くらいの女性と出会う場所、との意味らしい。
1980年代とか90年代とかの音楽が流れていて僕も楽しめそうだったから、「いつか」行ってみようと思っていた......でも、もはや行くことはできない。
そして僕が驚いたのは、ここが僕がこれまで見てきたのとは「逆の道」をたどったこと――ナイトクラブが礼拝の場に、特にアルコール御法度の宗教のための礼拝の場になったことだ。
【関連記事】
フライパン片手に全力疾走――ロンドン名物「パンケーキ・レース」
英国で「パブ離れ」が深刻化、閉店ペースが加速...苦肉の策は「日本では当たり前」の方式だった
ロンドンで放棄される教会が増加、その驚きの行く末は? 2026.03.26
英国アカデミー賞でリベラル派真っ青のある事件が 2026.03.21
肥満予防のため飲んではダメ!...口うるさい政府の「子守国家」イギリス 2026.02.28
人呼んで「暗黒のプリンス」...エプスタイン事件で逮捕のマンデルソンとは? 2026.02.24
イングランドサッカー界で高貴なる「二重姓」選手が多発する理由は? 2026.01.29
車道に次々現れる100万以上の陥没...イギリスの悲惨な現状を象徴する「道路の穴」 2026.01.21
イギリスのパブで偶然出会った日本語ペラペラのイングランド人...さらに驚いた偶然は? 2025.07.19







