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米南方軍司令官が退任、「麻薬密輸船」攻撃巡りヘグセス長官と対立か

2025年12月15日(月)09時35分

写真は米南方軍のホルシー司令官。12月12日、米フロリダ州ドーラルの米南方軍司令部で撮影。REUTERS/Marco Bello

Phil Stewart

[マイアミ 12日 ロイター] - 米国による「麻薬密輸船」への攻撃を巡りベネズエラとの緊張が高まる中、中南米地域を担当する米南方軍のホルシー司令官が12日、予定より2年早く退任した。

複数の米政府当局者や関係者がロイターに語ったところによると、ホルシー氏はヘグセス国防長官によって解任された。ヘグセス氏はこの地域での米軍の作戦や計画を拡大しようとする中で、南方軍司令部に対し不満を募らせていたという。

ホルシー氏は10月、12月に退任する意向を表明していた。

一部の政府当局者の間では、麻薬を運搬していたとされる船舶に対するカリブ海での最近の攻撃にホルシー氏が反対したのではないかとの憶測が広がっている。しかし、ポリティコに掲載された共和党のマイク・ロジャース下院議員のコメントによると、ホルシー氏は9日に行われた有力議員らとの非公開会合で、自身の決断は指揮下の作戦とは関係ないと主張した。

司令官の任務はエバン・ペタス空軍中将が引き継いだ。

ロイター
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