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米ビザ、7―9月期の純収入は12%増

2025年10月29日(水)08時02分

 米クレジットカード大手のビザが28日発表した2025年9月期決算の第4・四半期(7―9月)の純収入は前年同月比12%増の107億2000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストの市場予想(106億1000万ドル)を上回った。写真はカードが置かれているキーボード。9月24日、ボスニア・ヘルツェゴビナのゼニカ市で撮影(2025年 ロイター/Dado Ruvic)

Pritam Biswas

[28日 ロイター] - 米クレジットカード大手のビザが28日発表した2025年9月期決算の第4・四半期(7―9月)の純収入は前年同月比12%増の107億2000万ドルとなり、LSEGがまとめたアナリストの市場予想(106億1000万ドル)を上回った。調整後純利益は58億ドル(1株当たり2.98ドル)で、前年同期の54億3000万ドル(1株当たり2.71ドル)から増えた。

日常的な支出での利用者が増加したことが業績を押し上げた。ビザは世界の数十億人が普段の買い物に利用しており、決済額は経済の健全性を測る指標となっている。

消費者・企業支出の総合指標となる世界全体での決済額(ドル換算ベース)は9%増。一方、クロスボーダー決済額は12%増となり、伸び率が第3・四半期からやや鈍化した。

ビザの株価は28日の時間外取引で約1%上昇した。今年に入ってからの上昇率は10%と競合のマスターカードを上回っているが、富裕層が中心のアメリカン・エキスプレスには及んでいない。

アメリカン・エキスプレスは今月、25年12月期通期決算の利益と収入の予想を上方修正した。マスターカードは30日に四半期決算を発表する予定だ。

ロイター
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