マレーシアＧＤＰ、第3四半期速報は前年比＋5.2％ 消費好調で加速

マレーシア統計局が１０月１７日発表した第３・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）速報値は前年同期比５．２％増となり、好調な国内消費を背景に上半期から加速した。２０２４年１０月、クアラルンプールで撮影（２０２５年　ロイター/Hasnoor Hussain）

[クアラルンプール １７日 ロイター] - マレーシア統計局が１７日発表した第３・四半期の国内総生産（ＧＤＰ）速報値は前年同期比５．２％増となり、好調な国内消費を背景に上半期から加速した。

第２・四半期は第１・四半期と同様に４．４％増だった。

第３・四半期は内需が引き続き成長をけん引し、全てのセクターが堅調なパフォーマンスを示した。

国内消費は７月の利下げや８月の現金給付といった一連の景気支援策によってさらに押し上げられたという。

統計局は「不透明な貿易政策による逆風にもかかわらず、持続的な設備投資と外需の増加が景気拡大をさらに後押しした」と述べた。

サービス部門は５．１％増、製造部門は４．０％増。前四半期に５．２％減となっていた鉱業部門は１０．９％増、建設部門は１１．２％増だった。

第３・四半期のＧＤＰ確定値は１１月１４日に発表される。