原油先物は堅調、供給過剰懸念が和らぐ

１０月８日、序盤の原油価格先物は堅調。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）とロシアなど非加盟産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」の小幅増産決定を市場が消化する中、ひとまず供給過剰懸念が和らいだ。写真はウィーンのオペック本部で２０１８年１２月撮影（２０２５年　ロイター/Leonhard Foeger）

Jeslyn Lerh

[シンガポール ８日 ロイター] - ８日序盤の原油価格先物は堅調。石油輸出国機構（ＯＰＥＣ）とロシアなど非加盟産油国で構成する「ＯＰＥＣプラス」の小幅増産決定を市場が消化する中、ひとまず供給過剰懸念が和らいだ。

００４５ＧＭＴ（日本時間午前９時４５分）時点で、北海ブレント先物は０．４０ドル（０．６％）高の１バレル＝６５．８５ドル。米ＷＴＩ先物は０．４４ドル（０．７％）高の６２．１７ドル。

ＡＮＺのアナリストは「現物市場が在庫増加を通じて軟化の兆しを見せるまで、投資家は増産の影響を割り引いて考える可能性が高い」と述べた。

ただ、ロシアの供給途絶に対する懸念が和らぎ、原油出荷量が過去４週間で１６カ月ぶりの高水準付近を維持していることから、上値は抑制されているという。