投資家が金ETFに殺到、「逃避先」として資金流入加速

アナリストによると、金価格に連動するように設計された上場投資信託(ETF)に対する巨額の資金流入が、この1カ月で金相場を過去最高値に繰り返し押し上げる壮大で持続的な上昇相場を後押ししている。写真は2009年12月、インドのムンバイで撮影(2025年 ロイター/Arko Datta)
Suzanne McGee Polina Devitt
[7日 ロイター] - アナリストによると、金価格に連動するように設計された上場投資信託(ETF)に対する巨額の資金流入が、この1カ月で金相場を過去最高値に繰り返し押し上げる壮大で持続的な上昇相場を後押ししている。
価格の上昇を背景に、投資家がETF経由で金に前例のないペースで資金を振り向けていると指摘するアナリストもいる。
多くの投資家は高騰する株式市場のバリュエーションを警戒し、金について経済政策上のまたは地政学的な先行き不透明感からの「逃避先」としての安全資産と見なしている。LSEGのデータによると、金価格は今年これまでに51%上昇しており1979年以来最大の上げ幅となっている。
BCAリサーチのコモディティ・ストラテジストであるルカヤ・イブラヒム氏は「機関投資家の関心はようやく本格的に始まったばかりだ」と語った。イブラヒム氏の試算によると、世界全体で金ETFに投資されている資産は昨年の1.9%から現在は2.6%に拡大している。
ステート・ストリート・インベストメント・マネジメントによれば、自社の「SPDRゴールド・シェアーズ」のような米国のETFに対する資金流入額は9月末までに350億ドルと史上最高を更新し、これまでの年間記録だった2020年の290億ドルを上回った。
ワールド・ゴールド・カウンシル(WGC)のデータによると、今年の金ETFに対する世界の資金流入額は640億ドルに達しており、9月だけで過去最高の173億ドルが流入した。
こうした状況は最近数年間の傾向からの劇的な転換だ。WGCの計算によると、金ETFは過去4年間で資金が合計230億ドル流出していた。
アナリストによると、投資家は金が経済政策の逆風や地政学的緊張の高まりに直面しても価値を保てると信じているという。また、人工知能(AI)ブームが株価を押し上げており、今年得た大きな投資収益を金でヘッジしたいと期待しているとしている。
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