ニュース速報
ワールド

台湾、防衛費を2030年までにGDP比5%に 総統表明

2025年08月22日(金)16時48分

台湾の頼清徳総統は8月22日、防衛費を2030年までに域内総生産(GDP)比5%まで引き上げたいと表明した。7月10日、新竹市で撮影(2025年 ロイター/Ann Wang)

[台北 22日 ロイター] - 台湾の頼清徳総統は22日、防衛費を2030年までに域内総生産(GDP)比5%まで引き上げたいと表明した。米国が台湾に求めてきた軍事予算増強の目標を引き上げた形だ。

台湾行政院(内閣)の卓栄泰院長(首相)は21日、来年度予算案を発表。中国の政治的・軍事的圧力が強まる中、防衛費をGDP比3.32%に増額した。

頼総統は台湾北東部の海軍基地を訪れ、中国の脅威が近年増していると指摘。30年までに防衛費を北大西洋条約機構(NATO)基準のGDP比5%に引き上げたいと述べた。

総統府が提供した動画によると、頼氏は「これは国家の安全保障を守り、民主主義、自由、人権を保護するわが国の決意を示すだけでない。国際社会と肩を並べ、共同で抑止力を発揮し、インド太平洋地域の平和と安定を維持する意志も示すものだ」と語った。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

中国、レアアースの供給管理を厳格化 輸入原料も対象

ワールド

シリア、通貨急落でデノミへ 前政権崩壊から1年の節

ビジネス

7月スーパー販売額3.1%増、単価上昇で 購買点数

ビジネス

独GDP、第2四半期は前期比-0.3%に下方修正 
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
特集:台湾有事 そのとき世界は、日本は
2025年8月26日号(8/19発売)

中国の圧力とアメリカの「変心」に危機感。東アジア最大のリスクを考える

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果物泥棒」と疑われた女性が無実を証明した「証拠映像」が話題に
  • 2
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自然に近い」と開発企業
  • 3
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精神病」だと気づいた「驚きのきっかけ」とは?
  • 4
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
  • 5
    「このクマ、絶対爆笑してる」水槽の前に立つ女の子…
  • 6
    3本足の「親友」を優しく見守る姿が泣ける!ラブラ…
  • 7
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 8
    夏の終わりに襲い掛かる「8月病」...心理学のプロが…
  • 9
    米軍が長崎への原爆投下を急いだ理由と、幻の「飢餓…
  • 10
    海上ヴィラで撮影中、スマホが夜の海に落下...女性が…
  • 1
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに感染、最悪の場合死亡も
  • 2
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 3
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人」だった...母親によるビフォーアフター画像にSNS驚愕
  • 4
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 5
    「死ぬほど怖い」「気づかず飛び込んでたら...」家の…
  • 6
    頭部から「黒い触手のような角」が生えたウサギ、コ…
  • 7
    中国で「妊娠ロボット」発売か――妊娠期間も含め「自…
  • 8
    「まさかの真犯人」にネット爆笑...大家から再三「果…
  • 9
    【クイズ】次のうち、「海軍の規模」で世界トップ5に…
  • 10
    20代で「統合失調症」と診断された女性...「自分は精…
  • 1
    「週4回が理想です」...老化防止に効くマスターベーション、医師が語る熟年世代のセルフケア
  • 2
    こんな症状が出たら「メンタル赤信号」...心療内科医が伝授、「働くための」心とカラダの守り方とは?
  • 3
    「自律神経を強化し、脂肪燃焼を促進する」子供も大人も大好きな5つの食べ物
  • 4
    デカすぎ...母親の骨盤を砕いて生まれてきた「超巨大…
  • 5
    デンマークの動物園、飼えなくなったペットの寄付を…
  • 6
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅…
  • 7
    山道で鉢合わせ、超至近距離に3頭...ハイイログマの…
  • 8
    「レプトスピラ症」が大規模流行中...ヒトやペットに…
  • 9
    将来ADHDを発症する「幼少期の兆候」が明らかに?...…
  • 10
    「あなた誰?」保育園から帰ってきた3歳の娘が「別人…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中