ロシア原潜基地、カムチャツカ地震で被害=米報道

ロシアのカムチャツカ半島付近で先週発生した巨大地震を受け、極東にある同国の原子力潜水艦基地が被害を受けたと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が4日、衛星画像を基に報じた。写真は7月30日、サハリン州セベロクリリスクで撮影された津波。ソーシャルメディア提供写真(2025年 ロイター)
[4日 ロイター] - ロシアのカムチャツカ半島付近で先週発生した巨大地震を受け、極東にある同国の原子力潜水艦基地が被害を受けたと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が4日、衛星画像を基に報じた。
同紙によると、商業衛星画像会社プラネット・ラボが撮影した画像には、カムチャツカ半島にあるリバチ潜水艦基地の浮桟橋の損傷が写っている。桟橋の一部がアンカーポイントから外れたとみられる。衛星画像では桟橋以外に大きな損傷は確認できないという。
ロイターは報道について独自に確認できていない。ロシア国防省は現時点でコメント要請に応じていない。
カムチャツカ半島付近では7月30日、マグニチュード(M)8.8の巨大地震が発生。その後、同半島の火山も噴火している。
ロシア太平洋艦隊の戦略拠点であるリバチ基地は、太平洋地域におけるロシア原潜の保守、配備、運用のための施設として機能している。