米との19％関税合意、タイの競争力強化につながる＝ピチャイ財務相

タイのピチャイ財務相は１日、米国と合意した１９％の関税率はタイの国際競争力強化、投資家の信頼感向上、経済成長の機会創出につながると述べた。写真は４月３日、バンコクで撮影（２０２５年　ロイター/Athit Perawongmetha）

［バンコク　１日　ロイター］ - タイのピチャイ財務相は１日、米国と合意した１９％の関税率はタイの国際競争力強化、投資家の信頼感向上、経済成長の機会創出につながると述べた。

新たな関税率は４月に発表された３６％から大幅に引き下げられ、他のアジア諸国により近い水準となった。

ピチャイ氏は「１９％の関税率発表はタイと米国の強い友情と緊密な協力関係を反映している」とＸに投稿。

「これはタイの世界的競争力の維持を後押しし、投資家の信頼感を高め、経済成長、所得増加、タイにとって新たな機会への扉を開くことになる」とした。

同時に、企業や農家への影響を政府は十分に認識しているとし、予算配分、低利融資、補助金、税制優遇措置、規制改革などさまざまな支援策を準備していると強調した。