トランプ氏、雇用統計「不正操作」と主張 労働省統計局長解任も命令

U.S. President Donald Trump speaks to reporters ahed of boarding Marine One to depart for New Jersey, at the White House in Washington, D.C., U.S., August 1, 2025. REUTERS/Jonathan Ernst
[ワシントン 1日 ロイター] - トランプ米大統領は1日、低調な内容となった7月の米雇用統計について、「共和党と私の評判を落とすために不正に操作された」と自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿した。何ら証拠は示さなかった。
また、トランプ大統領はこれに先立ち、7月の雇用統計が予想を下回る結果になったことを受け、労働省労働統計局(BLS)のエリカ・マッケンターファー局長の解任を命じた。
マッケンターファー氏は2023年にバイデン前大統領に指名され、翌年に上院で承認されていた。
トランプ氏は「正確な雇用統計が必要だ」とし、マッケンターファー局長を直ちに解任するよう指示したと自身の交流サイト(SNS)「トゥルース・ソーシャル」に投稿。「マッケンターファー氏より有能で適格な人物に交代させる」とした。
トランプ氏は連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長も改めて非難。いつも後手に回っているパウエル氏を「引退させるべきだ」と投稿した。
労働省がこの日に発表した7月の雇用統計は、非農業部門雇用者数が7万3000人増加。伸びが予想以上に鈍化したほか、過去2カ月分の雇用者数も合計25万8000人下方修正された。