韓国、対米通商交渉で相互に合意可能な協定案準備 大統領府声明

韓国は、28日からの週に予定されている閣僚級会談と8月1日の米国の関税保留期限を前に、米国と相互に合意可能な貿易パッケージを準備すると、大統領府が26日に発表した。写真は8日、韓国・平沢の港で撮影(2025年 ロイター/Kim Hong-Ji)
[ソウル 26日 ロイター] - 韓国は、28日からの週に予定されている閣僚級会談と8月1日の米国の関税保留期限を前に、米国と相互に合意可能な貿易パッケージを準備すると、大統領府が26日に発表した。
声明文によると、このパッケージには、ラトニック米商務長官が高い関心を寄せている造船協力が含まれる予定。ラトニック氏は25日、韓国の金正官・産業通商資源相と協議した。
協議は24日の会談に続くもので、両者は8月1日までに貿易協定を結ぶという方針を再確認した。25日には本来、米韓高官協議が予定されていたが、ベセント米財務長官のスケジュールの都合により中止になった。
25%の関税に直面している韓国は、日本の15%と遜色のない合意を実現するよう圧力が高まっている。魏聖洛国家安保室長は最近、ハイレベル会談のために訪米、産業通商資源省の呂翰九通商交渉本部長も交渉のため米国入りしている。
韓国の具潤哲企画財政相と趙顕外相は28日からの週、ベセント米財務長官、ルビオ米国務長官とそれぞれ会談する。