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豪財務相、税制改革検討を表明 生産性向上へ

2025年06月18日(水)13時54分

 オーストラリアのチャーマーズ財務相(写真)は18日、先月の総選挙で勝利し2期目続投となった与党・労働党政権が生産性の向上や財政赤字の解消、強靭な経済の構築に注力していると述べる。ナショナル・プレス・クラブでの講演の抜粋をロイターが閲覧した。2023年7月18日にインド・ガンディナガルで撮影(2025年 ロイター/Amit Dave)

[キャンベラ/シドニー 18日 ロイター] - オーストラリアのチャーマーズ財務相は18日、ナショナル・プレス・クラブで講演し、2期目の労働党政権が生産性向上や強靭な経済構築に向けて税制改革を検討すると表明した。

8月に開く経済円卓会議でさまざまな案が出されるのを歓迎するが、政府は今後、支出圧力の高まりに対処することになるため、財政中立的な提案が好ましいとした。

チャーマーズ氏は「われわれの財政は強化されているが、まだ十分に持続可能ではない。経済は成長しているが、生産性は十分ではない。世界経済の変動に直面する中、強靭さも十分ではない」と指摘。「さらなる税制改革を適切に検討しなければ、生産性、強靭性、財政の持続可能性について意味のある進歩は達成できない」と述べた。

米国から防衛費を対国内総生産(GDP)比3.5%に増額するよう求められていることについて問われると、増額はすでに行っているとし、政府は財政の修復に重点を置いていると述べた。

ロイター
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