ニュース速報
ワールド

石破首相「双方の利益になるよう最大限努力」、G7で日米首脳会談を調整

2025年06月15日(日)23時12分

石破茂首相は15日夜、主要7カ国首脳会議(G7サミット)で予定するトランプ米大統領との会談について、「日米双方にとって利益になるような合意が実現するように、最大限の努力をしていきたい」と語った。写真は5月21日、東京で撮影(2025年 ロイター/Issei Kato)

Takaya Yamaguchi

[東京 15日 ロイター] - 石破茂首相は15日夜、主要7カ国首脳会議(G7サミット)で予定するトランプ米大統領との会談について、「日米双方にとって利益になるような合意が実現するように、最大限の努力をしていきたい」と語った。サミットが開かれるカナダ西部カナナスキスへ出発するのに先立ち、記者団の取材に答えた。

石破首相は、トランプ大統領との会談について「調整中」と説明。米国の関税措置を巡って何らかの合意できるかどうかが焦点となる。

ワシントンで13日(日本時間14日)にラトニック商務長官、ベセント財務長官と会談した赤沢亮正経済再生相は記者団に対し、「合意の可能性を探った」と述べていた。14日にはラトニック長官と電話で再度協議した。

石破首相は、トランプ大統領が日本製鉄による米鉄鋼大手USスチール買収を承認したことについて「この合意が実効性をもつようにさらに努力していきたい」とした。「投資によって日米相互の経済関係を強化する。日米間のパートナーシップを強化する意味において、象徴的な案件だった」との認識も示した。

G7サミットは、イスラエルとイランが応戦し合う中で開かれる。ウクライナとロシアの戦争も続いており、「ウクライナにしても、あるいは中東にしても、アジアにしても、G7の結束が一番重要だ。具体的にどういうことをしていくのか、アジアからの参加国として、日本として発信したい」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2025 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

あわせて読みたい
ニュース速報

ビジネス

ロシア経済、制裁発動でもルーブル安と原油高が短期的

ワールド

トランプ氏の暗号資産作業部会、デジタル資産規則の制

ビジネス

仏ルノー、新CEOに提携責任者プロボ氏 成長戦略継

ビジネス

再送日銀、金融政策の維持決定 食品高騰で25年度物
あわせて読みたい
MAGAZINE
特集:トランプ関税15%の衝撃
特集:トランプ関税15%の衝撃
2025年8月 5日号(7/29発売)

例外的に低い日本への税率は同盟国への配慮か、ディールの罠か

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    いま玄関に「最悪の来訪者」が...ドアベルカメラから送られてきた「悪夢の光景」に女性戦慄 「這いずり回る姿に衝撃...」
  • 3
    枕元に響く「不気味な咀嚼音...」飛び起きた女性が目にした「驚きの光景」にSNSでは爆笑と共感の嵐
  • 4
    日本人の児童買春ツアーに外務省が異例の警告
  • 5
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 6
    12歳の娘の「初潮パーティー」を阻止した父親の投稿…
  • 7
    一帯に轟く爆発音...空を横切り、ロシア重要施設に突…
  • 8
    M8.8の巨大地震、カムチャツカ沖で発生...1952年以来…
  • 9
    街中に濁流がなだれ込む...30人以上の死者を出した中…
  • 10
    「自衛しなさすぎ...」iPhone利用者は「詐欺に引っか…
  • 1
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 2
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの習慣で脳が目覚める「セロ活」生活のすすめ
  • 3
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜つくられる
  • 4
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
  • 5
    航空機パイロットはなぜ乗員乗客を道連れに「無理心…
  • 6
    中国が強行する「人類史上最大」ダム建設...生態系や…
  • 7
    「様子がおかしい...」ホテルの窓から見える「不安す…
  • 8
    【クイズ】1位は韓国...世界で2番目に「出生率が低い…
  • 9
    タイ・カンボジア国境で続く衝突、両国の「軍事力の…
  • 10
    中国企業が米水源地そばの土地を取得...飲料水と国家…
  • 1
    その首輪に書かれていた「8文字」に、誰もが言葉を失った
  • 2
    頭はどこへ...? 子グマを襲った「あまりの不運」が話題に
  • 3
    ウォーキングだけでは「寝たきり」は防げない──自宅で簡単にできる3つのリハビリ法
  • 4
    ディズニー・クルーズラインで「子供が海に転落」...…
  • 5
    幸せホルモン「セロトニン」があなたを変える──4つの…
  • 6
    「細身パンツ」はもう古い...メンズファッションは…
  • 7
    囚人はなぜ筋肉質なのか?...「シックスパック」は夜…
  • 8
    「ベンチプレス信者は損している」...プッシュアップ…
  • 9
    ロシアの労働人口減少問題は、「お手上げ状態」と人…
  • 10
    いきなり目の前にヒグマが現れたら、何をすべき? 経…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中