中国大型連休の国内旅行支出8%増、1人当たりはコロナ禍前下回る

中国文化観光省は6日、労働節(メーデー)に伴う5連休の国内旅行支出が前年同時期と比べて8%増の1802億7000万元(249億2000万ドル)だったと発表した。写真は4日、上海で撮影(2025年 ロイター/Go Nakamura)
[北京 6日 ロイター] - 中国文化観光省は6日、労働節(メーデー)に伴う5連休の国内旅行支出が前年同時期と比べて8%増の1802億7000万元(249億2000万ドル)だったと発表した。
国内旅行者数は6.5%増の延べ3億1400万人だった。
政府データに基づくロイターの算出では、1人当たりの支出額は1.5%増の574.1元。コロナ禍前の2019年の水準(603.4元)を依然として下回っている。
中国で人気の決済アプリ「微信支付(ウェイシンペイ)」を利用した取引件数は10%超増加。飲食店での支出が顕著に増加した。
一方、映画興行収入は7億4700万元と、昨年の15億3000万元の半分程度にとどまった。
連休中の出入国者数は1090万人で、24年比で28.7%増加した。新華社によると、このうち外国人は43.1%増の110万人。