トランプ氏、ハーバード大の免税資格剥奪を再表明 民主党は調査を要請

トランプ米大統領は２日、米名門ハーバード大学の「免税資格を剥奪する。当然の報いだ！」と自身のソーシャルメディアに投稿した。４月撮影撮影（２０２５年　ロイター/Faith Ninivaggi）

［ワシントン　２日　ロイター］ - トランプ米大統領は２日、米名門ハーバード大学の「免税資格を剥奪する。当然の報いだ！」と自身のソーシャルメディアに投稿した。

ただ、そうした行動に出る具体的な時期については明確にしなかった。

ハーバード大は声明で、これは米国税法の濫用であり、免税資格を剥奪する「法的根拠はない」と指摘。「こうした手段が違法に広範に行使されれば、米国の高等教育の将来に深刻な影響を及ぼすだろう」とし、ハーバード大が免税資格を失えば、奨学金や医療研究、経済成長を促進する技術革新に充てられる資金も削減されるという認識を示した。

上院民主党のシューマー院内総務と複数の民主党上院議員らは２日、財務省のヘザー・ヒル監察総監代理に対し、ハーバード大学に対して取られている内国歳入庁（ＩＲＳ）の措置を調査するよう要請した。