ニュース速報
ワールド

米はウクライナ支持、安全保障や主権が保証されるまで=国務長官

2024年05月15日(水)06時03分

ブリンケン米国務長官(写真右)は14日、米国はウクライナの安全保障や主権が保証されるまでウクライナを支持すると述べた。(2024年 ロイター/BRENDAN SMIALOWSKI/Pool via REUTERS)

[キーウ 14日 ロイター] - ブリンケン米国務長官は14日、米国はウクライナの安全保障や主権が保証されるまでウクライナを支持すると述べた。

キーウ訪問中のブリンケン氏は現地大学での演説で、米国の兵器供給の遅れによりウクライナがロシアの攻撃に対してより脆弱になったことを認めた一方、米国民はロシアがウクライナでの攻撃を止めないことを理解しているため、ウクライナ政府は米政府の揺るぎない支援を期待することができると指摘。

「プーチン大統領は、ハリコフや東部全域でウクライナに対する新たな攻勢を強化しており、ロシアの軍隊やイランのドローン(無人機)、北朝鮮のロケット砲、中国が供給した装置や部品で製造された戦車・ミサイル・戦闘機を次々と送り込んでいる」とし、「ウクライナの安全保障、主権、自らの道を選択する能力が保証されるまで」米国は支援するとした。

ウクライナのゼレンスキー大統領との会談では「われわれは今が困難な時期であることを承知している。しかし、近い将来に支援が届くことも分かっている。一部はすでに到着しており、さらに多くの支援が届く予定だ」と言及。「そして、それは戦場で進行中のロシアの侵攻に対して本当に大きな違いをもたらすだろう」とした。

一方、ゼレンスキー氏は、ロシアが3月以降、電力施設などへの空襲を実施しており、防空に関する支援が「わが国にとって最大の不足」と述べた。

ロイター
Copyright (C) 2024 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

オーストリア中銀総裁、金利見通しに慎重姿勢 利下げ

ワールド

英首相、第2次世界大戦の式典退席を謝罪 選挙戦に痛

ワールド

北朝鮮がごみ風船再開、韓国は拡声器放送で対抗へ

ワールド

仏戦闘機、ウクライナに年内供与 パイロット訓練へ
今、あなたにオススメ
MAGAZINE
特集:ウクライナの日本人
特集:ウクライナの日本人
2024年6月11日号(6/ 4発売)

義勇兵、ボランティア、長期の在住者......。銃弾が飛び交う異国に彼らが滞在し続ける理由

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...? 史上最強の抗酸化物質を多く含むあの魚

  • 2

    堅い「甲羅」がご自慢のロシア亀戦車...兵士の「うっかり」でウクライナのドローン突撃を許し大爆発する映像

  • 3

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らかに ヒト以外で確認されたのは初めて

  • 4

    ガスマスクを股間にくくり付けた悪役...常軌を逸した…

  • 5

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕…

  • 6

    フランス人記者が見た日本の「離婚後共同親権」が危…

  • 7

    西川美和監督の傑作『すばらしき世界』で反社会的存…

  • 8

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 9

    ロシア軍が「警戒を弱める」タイミングを狙い撃ち...…

  • 10

    昨年は計209匹を捕獲...18歳未満でも参加可、フロリ…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が34歳の誕生日を愛娘と祝う...公式写真が話題に

  • 3

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しすぎる...オフィシャル写真初公開

  • 4

    我先にと逃げ出す兵士たち...ブラッドレー歩兵戦闘車…

  • 5

    「サルミアッキ」猫の秘密...遺伝子変異が生んだ新た…

  • 6

    カラスは「数を声に出して数えられる」ことが明らか…

  • 7

    認知症の予防や脳の老化防止に効果的な食材は何か...…

  • 8

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「…

  • 9

    アメリカで話題、意識高い系へのカウンター「贅沢品…

  • 10

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃のマタニティ姿「デニム生地…

  • 1

    ラスベガスで目撃された「宇宙人」の正体とは? 驚愕の映像が話題に

  • 2

    半裸でハマスに連れ去られた女性は骸骨で発見された──イスラエル人人質

  • 3

    ウクライナ水上ドローンが、ヘリからの機銃掃射を「回避」してロシア黒海艦隊に突撃する緊迫の瞬間

  • 4

    「世界最年少の王妃」ブータンのジェツン・ペマ王妃が…

  • 5

    EVが売れると自転車が爆発する...EV大国の中国で次々…

  • 6

    ヨルダン・ラジワ皇太子妃の「マタニティ姿」が美しす…

  • 7

    やっと撃墜できたドローンが、仲間の兵士に直撃する…

  • 8

    新宿タワマン刺殺、和久井学容疑者に「同情」などで…

  • 9

    立ち上る火柱、転がる犠牲者、ロシアの軍用車両10両…

  • 10

    ロシアの「亀戦車」、次々と地雷を踏んで「連続爆発…

日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中