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プーチン氏、低失業と賃金増はロシア経済回復の証拠と指摘

2023年03月30日(木)04時17分

ロシアのプーチン大統領は29日、政府の会合で、失業率が記録的な低水準にあり、実質賃金が増加していることは緩やかな景気回復の証拠との考えを示した。2022年10月撮影(2023年 ロイター/Alexander Manzyuk)

[モスクワ 29日 ロイター] - ロシアのプーチン大統領は29日、政府の会合で、失業率が記録的な低水準にあり、実質賃金が増加していることは緩やかな景気回復の証拠との考えを示した。

プーチン氏は「ロシアの失業率は記録的な低水準にある」と指摘。ただ、失業率が平均を上回っている地域もあることなどに言及し「労働市場の全ての問題が解決されたわけではない」と述べた。

このほか「国全体として賃金と実質可処分所得が再び実質的に伸び始めた」とも指摘した。

ロシア連邦統計局(ロスタット)によると、ロシアの2月の失業率は3.5%と、過去最低水準を更新。また、1月のインフレ調整後の実質賃金は0.6%増加した。

一方、2月の小売売上高は前年同月比7.8%減少。工業生産は1.7%減少した。

ロシアの失業率が低水準にあるのは、プーチン大統領が昨年9月に部分動員を発令したことを受け、労働力不足が一段と顕著になっていることを反映しているとの見方も出ている。

ロイター
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