ニュース速報

ワールド

仏反年金改革デモ続く、パリなどで警察と衝突 先週ほど激化せず

2023年03月29日(水)03時21分

フランスのマクロン大統領が進める年金改革に対する抗議活動は28日も続き、首都パリのほかレンヌ、ボルドー、トゥールーズ、ナントなどで警察との衝突が発生した。ただ、抗議活動は先週ほど激化していない。写真は3月28日、首都パリでゴミ箱に火をつける抗議活動参加者(2023年 ロイター/Gonzalo Fuentes)

[パリ/ナント(フランス) 28日 ロイター] - フランスのマクロン大統領が進める年金改革に対する抗議活動は28日も続き、首都パリのほかレンヌ、ボルドー、トゥールーズ、ナントなどで警察との衝突が発生した。ただ、抗議活動は先週ほど激化していない。

先週は首都パリで無政府主義者「ブラック・ブロック」の集団が店舗の窓ガラスを割るなどの破壊行為に及ぶなど、抗議活動が激化。

この日は、パリで黒い服をまとった抗議活動参加者がゴミ箱に火をつけるなどし警察が催涙弾で対応したほか、ナントで銀行の支店や自動車に火がつけられる騒ぎが起きるなど、散発的な衝突は見られたものの、抗議活動はおおむね平和的だった。

政府はこの日、年金受給開始年齢を64歳に2年遅らせる案を軸とした年金改革の再考を求める労働組合側の要請を拒否。他の問題について労働組合と協議する意思はあるとしながらも、年金改革については断固として対応すると改めて表明した。

ロイター
Copyright (C) 2023 トムソンロイター・ジャパン(株) 記事の無断転用を禁じます。

今、あなたにオススメ
ニュース速報

ビジネス

米SEC委員長、暗号資産対策の抜本的改革方針を発表

ワールド

ベセント米長官との為替協議、G7会議に併せ実施へ=

ビジネス

中国BYDブラジル新工場、来年末までに「完全に機能

ワールド

原油先物下落、米中関税合意受けた2週間ぶり高値から
MAGAZINE
特集:2029年 火星の旅
特集:2029年 火星の旅
2025年5月20日号(5/13発売)

トランプが「2029年の火星に到着」を宣言。アメリカが「赤い惑星」に自給自足型の都市を築く日

メールマガジンのご登録はこちらから。
人気ランキング
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    カヤック中の女性がワニに襲われ死亡...現場動画に映った「殺気」
  • 3
    ゴルフ場の近隣住民に「パーキンソン病」多発...原因は農薬と地下水か?【最新研究】
  • 4
    母「iPhone買ったの!」→娘が見た「違和感の正体」に…
  • 5
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 6
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 7
    「出直し」韓国大統領選で、与党の候補者選びが大分…
  • 8
    「がっかり」「私なら別れる」...マラソン大会で恋人…
  • 9
    あなたの下駄箱にも? 「高額転売」されている「一見…
  • 10
    ハーネスがお尻に...ジップラインで思い出を残そうと…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つの指針」とは?
  • 3
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの運動」とは?
  • 4
    5月の満月が「フラワームーン」と呼ばれる理由とは?
  • 5
    部下に助言した時、返事が「分かりました」なら失敗…
  • 6
    シャーロット王女の「親指グッ」が話題に...弟ルイ王…
  • 7
    ロシア機「Su-30」が一瞬で塵に...海上ドローンで戦…
  • 8
    使うほど脱炭素に貢献?...日建ハウジングシステムが…
  • 9
    ついに発見! シルクロードを結んだ「天空の都市」..…
  • 10
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 1
    心臓専門医が「絶対に食べない」と断言する「10の食品」とは?...理想は「1825年の食事」
  • 2
    日本史上初めての中国人の大量移住が始まる
  • 3
    日本旅行が世界を魅了する本当の理由は「円安」ではない
  • 4
    脂肪は自宅で燃やせる...理学療法士が勧める「3つの…
  • 5
    間食はなぜ「ナッツ一択」なのか?...がん・心疾患・抜…
  • 6
    健康は「何を食べないか」次第...寿命を延ばす「5つ…
  • 7
    「2025年7月5日に隕石落下で大災害」は本当にあり得…
  • 8
    【クイズ】世界で最も「半導体の工場」が多い国どこ…
  • 9
    【クイズ】世界で2番目に「軍事費」が高い国は?...1…
  • 10
    MRI検査で体内に「有害金属」が残留する可能性【最新…
トランプ2.0記事まとめ
日本再発見 シーズン2
CHALLENGING INNOVATOR
Wonderful Story
MOOK
ニューズウィーク日本版別冊
ニューズウィーク日本版別冊

好評発売中