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トランプ氏、イラク戦争には「ずっと反対だった」と発言

9月8日、米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏(写真)はオハイオ州クリーブランドで8日、イラク戦争に対する立場は同氏とほぼ同じだとする民主党候補ヒラリー・クリントン氏の発言に反発し、イラク戦争にはずっと反対だったと述べた(2016年 ロイター/Mike Segar)
[クリーブランド 8日 ロイター] - 米大統領選の共和党候補ドナルド・トランプ氏はオハイオ州クリーブランドで8日、イラク戦争に対する立場は同氏とほぼ同じだとする民主党候補ヒラリー・クリントン氏の発言に反発し、イラク戦争にはずっと反対だったと述べた。ただ同氏は2002年のインタビューでは、戦争支持と受け止められる発言をしていた。
クリントン氏は7日夜のNBCフォーラムで、トランプ氏が02年9月にラジオ番組司会者のハワード・スターン氏にイラク戦争を支持すると語ったと指摘。イラク侵攻を支持するかとの質問にトランプ氏は「ああ、たぶんね」と答えていた。
複数の専門家は、このインタビューについて、トランプ氏が常に戦争に反対していたとする声明のうそを暴くものだと非難している。
一方、トランプ氏はイラク戦争には懐疑的だったと主張。03年1月28日に「イラク情勢は問題だと思う。だが、はるかに大きな問題は経済だ」と語ったFOXニュースとのインタビューを引き合いに出した。
同氏はまた、イラクからの米軍撤退が権力の空白を生じさせ、過激派組織「イスラム国(IS)」の台頭を招いたと非難。「私はこの戦争に最初から反対だった。ハワード・スターン氏とのインタビューのずっと前からだ」と語った。
さらに、03年3月25日のインタビューも持ち出し、「イラク開戦の数日後、私が戦争は混乱だと語ったと伝えられている」とし、「私が最初から戦争に反対していた明らかな証拠」だと述べた。