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原油先物が約5%安、英EU離脱・供給過剰への懸念で

2016年07月06日(水)14時46分

7月5日、原油相場が約5%下落。英EU離脱により世界経済が減速し、過剰となっている供給を吸収できるほどに需要が伸びない可能性があるとの懸念が重しとなっている。米カリフォルニア州モントレーで2013年4月撮影(2016年 ロイター/LUCY NICHOLSON)

[ニューヨ-ク/ロンドン 5日 ロイター] - 5日の取引で、原油相場が約5%下落した。英国の欧州連合(EU)離脱により世界経済が減速し、過剰となっている供給を吸収できるほどに需要が伸びない可能性があるとの懸念が重しとなっている。

清算値は、北海ブレント先物が2.14ドル(4.3%)安の1バレル=47.96ドル、米原油先物が2.39ドル(4.9%)安の46.60ドル。

英保険大手スタンダード・ライフが国内不動産ファンドの取引停止を発表するなど、英国の欧州連合(EU)離脱決定による不動産市場への影響が広がっており、ポンドは31年ぶり安値を更新した。また向こう数週間に発表される一連の中国指標は貿易、投資の低迷を示す内容になると見込まれており、世界経済をめぐる懸念が高まっている。

供給面では、リビア国営石油会社が国内のライバル企業と合併で合意、同国の産油量が拡大する可能性がある。また足元で産油量が回復傾向にあるナイジェリアでは、武装勢力が石油施設への攻撃を明らかにしたが、価格への影響は限定的だった。

*2段目の誤字を修正しました。

ロイター
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